船外機の取付け(トーハツMFS15D)
ヨコタオートです。
本日のブログは先日取付けを行った船外機についてになります。
久しぶりにトーハツ船外機を販売しました。
モデルは「MFS15D」
近年は「ライトウエイトエコスポーティ」をテーマにデザインも一新されカラーリングと共に非常に良くなっています。
(ちょっと、ここから話しが脱線しますが)
まあ、トーハツさんに限らず一昔前の国産メーカーは・・・
こんな感じで「船外機=The業務用」的なデザインと色のイメージでしたが、近年は海外メーカーに負けず外観も良くなっています。
ちなみに海外の船外機メーカーと言えばマーキュリー、エビンルードが有力メーカーですが・・・
これらのモデルなんかは、トーハツさんからのOEM供給ですね!
(多少デザインや仕様は違いますがマーキュリーは30馬力以下の大半を、エビンルードは15馬力以下をトーハツOEMでまかなっています)
世界でも認められるトーハツ船外機、誇らしいですね「MADE IN JAPAN」!!
話がそれましたが・・・
今回はお客様との商談で各社の見積りをして説明をさせて頂いた結果、こちらのモデルになりました。
個人的な主観ですが、もう少し馬力が大きくなると各社に特色もありモデルの選択もしぼり易くなりますが・・・・・
20馬力クラスまでは重量差も少なく、優劣つけがたい感じがします。
販売店がしっかりアフターサービス出来るメーカーであれば、デザインなどで選ぶのもありかもしれませんね(あくまで個人主観です)。
後ろから・・・色合いといい「リックドム」ぽく見えませんか?
前後進のシフトレバーは、いまや標準的になったフロントシフトで操作し易いです
レバーの下側にチューク操作のノブがあります
その他、指差している順に左から
・ストップ&緊急停止スイッチ
・警告ランプ
・スタータースイッチ
赤いレバーはステアリングのフリクション調整レバーで、ハンドル操作の抵抗(重たさ)を調整できます
また整備士としては、チルトチューブ部分にグリスニップルが付いているのもありがたいです。低馬力は小型艇にセットされますが諸条件から海水の飛沫をかぶり易いのでこの辺りも塩害(錆や塩分の堆積固着)が多くなりがちです。定期的にグリスアップすればそれらを軽減できますが昨今の低馬力モデルでは、ここへのグリスニップル装備が少なくなっています。
赤いのがチルトロックの切り替えレバーです。私はこのサイドレバー式が操作もし易くシンプルで好きです。
シフトロッドの接続が従来と少し変わりましたが整備し易そうで好印象です。
ブラケット付近については各社大きな差はありませんが・・・・
この2箇所に分けて防蝕用のアノードがセットされているのは良いですね!
特に下側の位置への取付けはあまり見かけませんが良いアイデアだと思います。
(部位的に異種金属が接触しており海水にも近い箇所なのでアルミ母材の腐蝕が気になる箇所でした)
パワーヘッド部のレイアウトは各社似たような感じです
しいて上げればマニュアル式のチョークではなく、電気的なバルブ式のオートチョークならもっと良かったですね~
工場にて各部点検と始動確認を済ませ、艇に取付けをさせて頂きました。
周りにいたギャラリーさんも、パッと見てトーハツ船外機と分からなかった様子で驚いてました。
精悍でカッコイイですよね!
この度はお買い上げありがとうございました。
当店では各社船外機を取り扱っており、お客様のニーズに合わせて提案させて頂きます。
隠岐の島町で船外機換装の際にはお気軽に相談下さい。