HONDEX(本多電子)およびYAMAHA-YFHシリーズの2018新製品と注目ラインナップ①
こんばんは、ヨコタオート&マリンです。
今年は比較的晴れの日が多い、隠岐の島の春ですが風が強い日が多く例年になく海上時化(しけ)の日が多いですね。
お客様も暖かくなり海にでられたい様子ですが、良い状況になりません。
自然が相手なので難しいですね。。。
さて、そんな海の状況が良くない時ですがカタログなどを見て妄想できるのもボートフィッシングの楽しさではないかなと個人的には思います。
今期から取扱いを開始しましたGARMINマリン製品(GPSプロッター魚探など)の引き合いが多くブログもそれらの記事が多くなっていましたが・・・
弊店の取扱いとしまして過去最も多いのはHONDEX(本多電子)の製品です。
レジャー用から業務仕様まで様々なラインナップが揃ったメーカーですが、比較的和船や小型フィッシングボートのユーザー様が多い弊店としましては、販売しやすい価格帯で7/8.4/9/10.4型モニターのモデルを揃えていますのでお薦めしやすくなっています。
今期もフィッシングショーやボートショーなどで新しいモデルがお披露目となり、2018カタログも届いていたのですが・・・・・
メーカーホームページが更新されずご紹介できる公式な写真がないのでブログに書くのを少し躊躇っていましたが、とりあえずカタログをスキャンして紹介しようかと割り切りました。
お薦めモデルはたくさんあるのですが、今回は弊店でも需要が高そうなモデルに絞って紹介させて頂きます。
(モデル毎に何回かに分けて投稿したいと思います)
HDX-9「9型モニターGPSプロッターデジタル魚探」
今期のニューモデルで昨年発売された12.1型「HDX-121」の9型モニターモデル版です。
カタログ内には淡水のバスフィッシング用に「HE-9000」という姉妹モデルがありますが出力が200Wと浅場用なので海では紹介するこちら「HDX-9」がお薦めです。
基本的にはキーパッド操作タイプとなっており、それぞれ項目が書かれた各種操作ボタンにより直感的な操作が出来ますから簡単な取扱い説明をさせて頂ければ、その後も非常に扱いやすいと思います。
まず価格帯ですが
・GPSアンテナ内蔵仕様
魚探部出力600W(周波数50/200kHz)・・・希望小売価格¥285,000(税抜)
魚探部出力1kW(周波数50/200kHz)・・・希望小売価格¥320,000(税抜)
・GPSアンテナ外付仕様
魚探部出力600W(周波数50/200kHz)・・・希望小売価格¥335,000(税抜)
魚探部出力1kW(周波数50/200kHz)・・・希望小売価格¥370,000(税抜)
となっています(見積りは随時お申し付けください)。
次に基本的な機能は従来のHONDEX各モデルと同様ですが、このHDXシリーズの特徴としましては・・・
・Wi-Fi内蔵
Wi-Fi機能により任意でスマホやタブレットと接続して画面内容を遠隔モニターしたり、基本的な操作が可能ですのでキャビン内に機器本体を設置した場合でもデッキ等で釣りをしながら画像のチェック、簡単な操作が出来て便利です。
・NewPec電子航海参照図対応(オプション¥60,000 税抜)
オプションとなりますが、NewPecに対応しており詳細なマップが描写可能です。但しもともとHONDEXオリジナルのマップもよく出来ていますので必要に応じての追加オプションとなります。
・USB端子付き
本体にUSB端子がありますので従来はオプションメモリーカード(¥20,000)が必要であったマークデータ、画像等の保存や移動が市販のUSBメモリ(8GB迄)を使用して行えるようになっています。
・デプスマッピング機能(オプション¥30,000 税抜)
航行しながらGPS位置情報と、水深の測深情報を演算して画面上に自動で等深線図を作成する機能が追加されました。
標準マップやNewPecには表示されていない漁礁、瀬、海底の凹凸などを最小50cm間隔で描写します。この機能は海外メーカーも含めて、今最もトレンドな機能と言えいち早く国産メーカーとして対応してきた本多電子は非常に意欲的ですね!!
ヤマハ-YFHシリーズ「YFHⅧ09W-F66i・FAAi」
ちなみにHONDEXの幾つかのモデルはYAMAHAへOEM供給され「YFHシリーズ」として販売されます。この「HDX-9」もYAMAHAモデルでは「YFHⅧ09W-F66i・FAAi」という呼称になりますが、実はまったく同じものではなく多少の味付けがされています。
(ワイズギアカタログより抜粋)
価格帯は同じですが、異なるポイントとしては・・・・
・2ステーションモニター対応標準装備
本家ではオプションとなるこの機能。DVIケーブルを接続する端子が標準装備になっていますので専用モニターと有線接続して機能の共有が可能です。但しWi-Fi対応モデルなので、わざわざ高価な専用モニターを使用する方は少なくなるのかもしれません。
※メリットとしてはこれら航海計器のモニターは高照度なので屋外での使用も苦になりませんが、一般的なスマホ・タブレットは照度が低く晴れた屋外では画面が見辛くなりますのでその点で専用モニターを使う価値はあります※
・Gスカッパー対応振動子が標準装備
600W出力モデルに関して本家では「TD28」という丸型の樹脂振動子が付属しますが、YAMAHAモデルでは「TD28G」という振動子が付属となります。
これは基本的な送受信の性能としては同じなのですが・・・・
外周にネジ加工が施してありまして
ヤマハの「Gスカッパー」という生け簀用スカッパーのフタ部分を外して
ネジ込み固定が出来ます。
一般的にTD28振動子は船内にシリコンで貼付けたりインナーハルキットを使用した設置が多いのですが、これらの取付け方法ですと船底のハル(FRP)を貫通して超音波を送受信する為に船体(厚みなど)による個体差はありますがエネルギーをロスする事になり、魚探画像の描写能力が低下してしまいます。
それに対して本来は造船所などで振動子の埋込加工などをしなければ水中に直接振動子の送受信面を出すことは難しかったのですが、このシステムであれば比較的簡単に同じ条件が得られます。
※取付けに際しては専門家の指導または設置加工が必要です※
※船体の形状、構造により設置出来ない場合もあります※
※Gスカッパー装備でない船でも、単品でGスカッパーを購入設置して使用が可能です(Gスカッパー部品価格¥2,460税抜)
※純正振動子「TD28」の場合、リガーマリン社製品「スカッパースルハルキット」を使用して同様の加工も可能です。
リガーマリンエンジニアリング – REGAR MARINE ENGINEERING INC.
この様に同じベースのモデルですが異なる点もありますので、弊店の場合は「HONDEXオリジナルモデル」「ヤマハYFHモデル」も共に扱えますので見積の際には両方を見積もりしてのご提案をさせて頂いております。
※希望小売価格はおなじですが、キャンペーン等で販売価格は異なる場合もあります※
以上、まずは「HDX-9」「YFHⅧ09W-F66i」の紹介をさせて頂きました。
また次回は別のモデルで投稿をしたいと思います。
カタログも店頭に用意しておりますので換装のご相談、見積り等のご依頼はお気軽にお申し付けください。
※時折、島外からの問い合わせをいただきますが基本的に全てのマリン製品はアフターフォローが必要となりますので、販売・サービス等の提供は隠岐の島町内のみで行っています。予めご了承願います※