係留船舶の積雪時の注意点について

ヨコタオート&マリンです。

 

全国的な大寒波で寒すぎる週明けとなりました。

隠岐の島もフェリーが全便欠航で冬になったのを感じています・・・。

今夜からは雪の模様で明日の朝には真っ白かもしれません(寒)!!

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さて写真は昨冬の店舗裏の係留船舶のものですが・・・

 冬に備えるべき係留船舶の注意について、少し書きたいと思います。

 

1.係船ロープ、常設アンカーのロープの点検

まずはシーズンオフとなり船舶へ足を運ぶ機会も少なくなっているかと思いますが、係船ロープが傷んだり緩んでいないか確認をして下さい。

冬には主に北西の強風が吹きますが、ロープが傷んだりしているとあっさりと破断したりするものです。

また冬場は潮位が低くなっていますので、夏の潮位でアンカーロープを調整していた場合には水位が下がった分、ロープがたるみ岸壁側へ船舶が寄っている事があります。

そのような時に強風が吹きますと、船舶の破損などもありますからご注意下さい。

 

※冬場は寒く体の動きも悪いです。また雪の日などは足元も悪いので、この様な作業の時は一人で行かずに奥さんでも良いので見張る方を同行されて下さい。落水などあった場合に一人では上がることは困難です。また出来れば日頃より船舶への乗降時にはライフジャケットを着用しましょう。

 

 

2.船舶への積雪について

山陰地方でも数年前、境港周辺では積雪による船舶転覆が相次ぎました。

これらは強風や雪の重さも原因と考えられますが、排水不良による船舶の重心変動やバランスの変化も十分に考えられます。

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大半の係留船舶=デッキ排水の船舶と思いますが、プレジャーボートや和船の場合は上の写真で赤丸で囲んだ位置などに排水用のスカッパーがあります。

通常、走行中や想定された(重さの)船外機を積んで係留している場合には船首側がやや上がり、雨や打ち込んだ海水などは流れてここから自動的に排水される仕組みです。

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しかし積雪が多い場合に、船舶の形状や船外機の大きさなどでも異なりますが船首側へ積雪が多くバランスが変わると、この排水が上手く機能しない事があります。

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スカッパー(排水口)付近に雪が積もり見えなくなっています。

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雪をかくと見えましたが、秋の落ち葉が積もり水と一緒に凍っていました。

この様な場合には排水がうまく出来ずに雪が溶けた水がデッキ上で凍り、その上へ積雪が進みやすくなります。

当然、重心が高くなりますのでここで潮位が低くロープがたるんでいたりすると船舶が転覆したりします。

 

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なかなか寒くて大変な作業かと思いますが、十分な準備と注意を払いながらご自身の船舶を守る意味でこれらの点検を行って下さい。

作業が終わる頃には、汗をかくぐらい温まっていますよ!!

 

※冬場は寒く体の動きも悪いです。また雪の日などは足元も悪いので、この様な作業の時は一人で行かずに奥さんでも良いので見張る方を同行されて下さい。落水などあった場合に一人では上がることは困難です。また出来れば日頃より船舶への乗降時にはライフジャケットを着用しましょう。

 

 

 

GARMIN(ガーミン)製品の取り扱いを始めました

ヨコタオート&マリンです。

今回は新規製品の取り扱いを始めましたので、ご案内をさせて頂きます。

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その製品は、アメリカの電子機器大手「GARMIN社」のマリン製品です。

(国内正規代理店と契約を交わして取り扱いが出来る様になりました)

以前から非常に気になっていたメーカーでしたが、船外機換装をご依頼頂いているお客様からの強いリクエストもありまして取り扱いを始めました。

 

GARMIN社」製品と言いますと日本国内では登山やトレッキングで使用するハンディ型GPSや多機能なスポーツウォッチの方が有名かもしれませんが、ここ数年でマリン製品も急速に需要が高まっている様です。

 

私自身もこれから製品を取り付けたりしながら勉強をしていく段階ではありますが、知りうる範囲で少しGARMINマリン製品の特徴を紹介したいと思います。

 

 

まず、日本国内でラインナップされているのは大きく分けて4シリーズになります。

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1.GPSMAPシリーズ

 

 

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2.AQUAMAPシリーズ

 

 

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3.ECHOMAPシリーズ

 

 

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4.STRIKERシリーズ

 

 

それぞれがGPSプロッター魚探(またはGPSプロッター)でありシリーズ内で液晶画面の大きさだったり機能により幾つかのモデルに分かれていますが、上位シリーズほど機能が高くオプション追加による拡張性も高くなっており、レーダーになったり、前方&下方リアルタイムソナーになったり、エンジンの計器モニターになったり様々な事ができますが、各シリーズを通した共通の特徴として魚探部分の性能が優れている点が上げられます。

これは上位であるGPSMAPシリーズから、リーズナブルなSTRIKERシリーズまで超音波の送受信に最先端のCHIRP回路を使用しておりスペックを一見すると低いと思われる機器の出力で驚くほどの水深をとらえ、且つ高画質で表示できます。

また魚探画像は従来の2D、クリアビュー(写真画質)、サイドビュー(写真画質)、前方&下方ソナーがありますが、振動子は別売のオプション設定になっているので任意で必要な画像を選ぶ=必要な振動子を選んで設定する事が可能になっています。

(例:2Dだけの振動子、2D&クリアビュー&サイドビューのオールインワン振動子など、船体への取り付け方法も含めて複数から選ぶことが出来ます)

 

 

その他、幾つかの写真に合わせて画面から機能を紹介してみます。

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・画面左上=プロッター画面、地図を表示

・画面左下=レーダー画面

・画面右上=2D魚探画面(従来の魚探画像ですがCHIRP回路により画質が高いです)

・画面右下=クリアビュー画面(写真画質の魚探画像を提供)

 

 

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・画面上半分=前方リアルタイムソナー

・画面左下=プロッター画面、地図を表示

・画面右下=アクションカメラと連動

 

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・クリアビュー(写真画質の2D魚探画像)

 従来の他社同機能では浅場専用の機能のイメージがありましたが、GARMIN製品はCHIRP回路を使用した送受信で従来よりも深い水深での使用を可能にしました。

 

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・サイドビュー(写真画質の左右下方画像)

 クリアビューと同じくCHIRP回路を使用する事で従来よりも深場での使用が可能です。

 

 

そして他にも色々と紹介したい機能、特徴もあるのですがまだ語るほどの知識もありませんので最後に一番お薦めの機能を紹介します。

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Garmin Quickdraw™ Contours

「ガーミン クイックドロー」

ボートを海上で走らせるだけで、位置座標と水深データを演算してプロッター画面上にリアルタイムで等深線を描いていく機能です。

 ※上の画像:緑の楕円部分▶ボートが走行して等深線が作図される様子です※

 

これまでもSDカードに同データを記録してPCソフトなどで等深線を作る機能は他社にもありましたが、GARMINではカーナビなども製造しておりそれらに使用している高速CPUを組み込む事で機器のみでの作図を可能としました。

 

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(上:一般的な等深線入り地図)

 

従来のGPS魚探ではメーカー作成の等深線入り地図、または「NewPec」に代表される電子海図を用いる事が一般的でしたが、何れも概ね細かくて1m毎の等深線が描かれている地図が大半でしたが・・・・・

場所によってはデータに違いがあったり、新しい漁礁や地形の変化への対応はできていませんでしたが、この「ガーミンクイックドロー」機能があればボートをポイント上で走らせるだけで自動で1FT(30cm)毎の等深線を作成し、海底の状態の把握に役立ちます。

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緑の部分が上の等深線入り地図上でボートを走らせ「クイックドロー」で等深線を上書きした状態です。

 

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また作成した等深線に水深ごとの色付けをする事ができるので、季節や潮の向きなどによる狙うべき水深やポイントの把握が容易になります。

※2018モデルからSTRIKER シリーズもPlusモデル7インチ、9インチモデルで「クイックドロー」機能が追加されました。※

 

 

以上、簡単に新しく取り扱いを始めるGARMINマリン製品について簡単に紹介させて頂きました。

近々、「ECHOMAPシリーズ」仕入れてお客様の艇へセットしますので、追ってご紹介をしていきたいと思います。

 

 

※一部紹介した写真にFT表示などの画像がありますが、日本国内仕様はm表示、日本語表記が可能になっています※

 

※オークションなどで並行輸入品もある様子ですが、それらには日本語フォントがなく日本語表記が出来ない他、一部の機能に制限などがあるとの事です※

 

GPSプロッターの現在とこれから

ヨコタオート&マリンです。

(※今回の記事内容について・・・・店頭で機器を販売する為に最低限の知識を持っているつもりですが特殊な専門知識については多少誤記があるかもしれません。ざっくりと全体の内容でご理解頂けると幸いです)

 

今回はGPSプロッターの事について書いてみたいと思います。

きっかけとしては先週GPSプロッター魚探の商談をしていたのですが、その際にお客様からGPSアンテナの違いについて質問を受けましたのでその辺りの事をお題にしています。

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 まず商談の際に各社のカタログ等を見て頂きながら話を進めますが、概ね一つのモデルに対して複数の価格が存在します。

一つは魚探部の出力による価格差。レジャー仕様では600Wか1kWなどの場合が多いです。

次に価格差が発生するのが今回の話題となるGPSアンテナによる価格差です。

一例として「HONDEX」のカタログの1ページを参照してみますと

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ページの中段に価格記載がありますが、先に述べた出力による価格の違いが上段/下段にありまして更に左/中/右は以下のアンテナの違いによる価格差となります。

 

1.GPSアンテナ内蔵仕様

その名のとおり機器本体内にGPSアンテナを内蔵した仕様です。内蔵型が出た当初は機器内にアンテナが入っている事に驚かれるお客様もいらっしゃいましたが、今や携帯電話にすらGPSアンテナは入る時代ですので、それ程驚く方もおられません。

余程金属に覆われた屋根などがなければキャビン内に本体を設置しても電波の受信は可能でありアンテナ設置の加工も必要ないので大半はこの仕様が選ばれます。

 

2.GPSアンテナ外付仕様

こちらもその名の通りですが機器本体とは独立したGPSアンテナが付属する仕様です。機器を設置する条件が悪い場合などアンテナをキャビンなどの屋外に設置して使用します。アンテナと本体は有線接続になります。

 

3.DGPSアンテナ外付仕様

ディファレンシャルGPS(通称DGPS)の外付アンテナが付属するタイプです。こちらもキャビンの屋外に独立してアンテナを設置するタイプですが詳しくは、この後に書いていきます。

 

☆ディファレンシャルGPS(通称DGPS)/ビーコン方式とは☆

この仕様は上の例で見ても分かるとおり同じ出力モデルでアンテナの仕様が違うことで¥10万前後の価格差が発生する大きなオプションと言えますが、このDGPSについて簡単に説明しますと・・・・・

アメリカが運用しているGPS(グローバル・ポジショニング・システム)は様々な機器で現在は使用されていますが、運用が開始された当初は測位誤差も大きく数十メートルから条件が悪いと約100メートルに及ぶ事もありました。これには様々な要因があったり、米軍が意図的にSAと呼ばれる雑音の様なものを発して他国や民間の使用では受信精度を意図的に下げる操作をしていた経緯もあります。

  

また通常GPSシステムは衛星からの測位電波を4機以上受信して位置計測を行いますが、より正確な測位を行うには8機以上の電波受信が必要です。しかし全世界をカバーするGPSシステムの周回衛星は20数機(※1)なので、安定して受信できる(上空が開けた)環境でも受信可能機数は6~10機とバラつきがある様です

(※1:基本構成は24機、入れ替えもあるので最低基準21~29機の間で運用されているそうです)

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この様な状況から当時もGPSプロッターは海上航行において支援的な役割りでありましたが上記の様な測位誤差が大きい状態ではやはり運用がしづらく・・・・・

1997年に海上保安庁が管理する基地局からGPS測位誤差を補正する為の情報をFM波で発信するシステムが運用開始されました。これがビーコン方式のディファレンシャルGPSというものです。

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GPS衛星からの電波は上空から地上(海上)へ到達するまでに様々な要因で誤差が生じます。これを予め緯度経度が確定している基地局が同じくGPS電波を受信してその誤差を計測。その計測された際の誤差情報をディファレンシャルデータとしてFM波でそれぞれの機器へ向けて発信しています。船舶のGPSプロッターは個々に受信したGPS測位の電波と、このディファレンシャルデータを統合してより正確な自船の位置をモニター上に表示する仕組みです。

このディファレンシャルデータ(FM波)を受信できるアンテナが従来のDGPS仕様アンテナとなります。

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現在、海上保安庁が運用させている全国のDGPS基地局(27箇所)の配置です。

隠岐の島付近ですと丹後と浜田の基地局からデータを受信している事になります。

 

話を戻しますが、その後2000年5月には上記の米軍によるSAは解除されてGPSのみによる測位でもかなり精度は向上しましたが、より正確な測位を行う上でビーコン方式のディファレンシャルGPS(通称DGPS)システムは有効な手段としてこれまで広く活用されてきました。

 

海上保安庁によるディファレンシャルデータ送信の停止とその後☆

しかし、海上保安庁の発表によるとこのディファレンシャルGPS(通称DGPS)の運用は平成31(2019)年3月1日で運用が停止されます(同じく基地局から発信されていた気象情報は平成28年9月30日に既に廃止されています)。

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その背景として・・・・・

1.SBAS(Satellite-Based Augmentation System)静止衛星型補強航法の運用

アメリカではWAAS、ヨーロッパではEGNOS、日本ではMSASと呼ばれる静止衛星型衛星航法補強システム=SBASの運用が日本では2007年9月から正式運用されています。

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これは従来の地上波FMビーコン方式とは異なり、高高度の静止衛星から位置補正の情報を受信して測位を向上するシステムです(これも基地局などありますが、そのあたりは割愛)。

なお調べる文献により数値は異なりますが・・・・・目安的に

GPSのみによる測位誤差は約10m

GPS+MSASによる測位誤差は約5m

程度の様です(状況により異なります)。

 

現行で販売されている各社のGPSプロッター魚探などは大半がこのSBAS対応になっており、ビーコン方式DGPSには及ばないもののレジャーボートなどの使用では概ね差し支えのない性能と言えます。

※文章中にMTSAT、MSAS、SBASなどの名称が出てきますが、ざっくり同義と思われて下さい※

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 (HONDEXカタログより:それぞれのアンテナ項のところにSBAS対応となっています)

 

 

2.準天頂衛星システムの2018年4月からの運用開始

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先日ニュース等でも紹介されていましたが、準天頂衛星みちびき4号機を搭載したH2Aロケットの打ち上げが成功しました。これで過去に打ち上げられた3機と合わせて4機体制となりますが、この衛星みちびきは地上の位置を計測する為の測位衛星の役割を持っています。

そして報道などをみますと来年2018年4月から、この「みちびき」を使用した測位システムは運用開始されるそうで・・・

GPS+みちびき」の測位システムでは実用誤差が1m級になる様子で、ほぼビーコン方式のディファレンシャルGPSと同等の精度となります。

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(イラスト:「みちびき」の周回軌道)

 

この「みちびき」はGPSと互換性があり、4機体制となると常に3機は日本で受信できるそうなので従来のGPS衛星を6機程度受信できる状態であれば・・・

(みちびき×3機)+(GPS×6機)となり合計で8機以上での測位電波が受信が可能となるので安定して測位の精度が上がるそうです。

 

また今後2023年までに「みちびき」は追加されて合計7機体制となる様で、そうなると従来のGPS衛星は無しで「みちびき」のみでの運用ができるそうです。

これらのシステムは将来的に自動車の自動運転支援や無人機器(ドローンなど)の遠隔操作を実現する為に測位の最小誤差6cmを目指しているそう!!

すごいですね!!!

12/1追記:準天頂衛星システムQuasi-Zenith Satellite System、QZSS)について

このシステムを正常に利用(運用)するには対応したアンテナや機器のスペックが必要になる様です。現行でQZSS対応と謳っている製品でもバージョンアップや機器オプションの追加などが必要になる場合もある様で詳細は各メーカー、モデルによっても異なり現時点では確かな事は言えません。

この辺は追ってメーカーサイドより情報も出てくると思いますので改めてご紹介したいと思っております。

 

 

よって、上記しました

1.SBAS(Satellite-Based Augmentation System)静止衛星型補強航法の運用

2.準天頂衛星システムの2018年4月からの運用開始

などの背景もあり海上保安庁によるビーコン方式のディファレンシャルGPS運用は役目を終え廃止になる様です。

 

この様な状況から今後の船舶業界での機器的な流れとしては高価なビーコン方式DGPSアンテナ仕様のモデルを購入しなくてもSBAS対応のGPSアンテナが本体内蔵または付属されたモデルであれば、とりあえずは十分な自船位置の測位が可能という事になっていくと思います。

また準天頂衛星システムQuasi-Zenith Satellite System、QZSS)対応のアンテナや製品も徐々に出てくると思われ・・・

恐らく来季以降メーカーにもよりますが、この様な状況からビーコン方式DGPS仕様のモデルは徐々にフェードアウトされていくと思われます。

結果として、これからのニューモデルを含めて各社がどの様なモデル展開にしていくのかが今からの楽しみでもあります。

 

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。

(※最初にも書きましたが、分かりやすくするつもりで内容はざっくりと書いています。より細かい情報が必要な方はグーグルさんなどで検索して調べて下さいね! 私の知識では上記で一杯一杯です!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1級小型船舶操縦士免許進級(ステップアップ)講習の開催について

ヨコタオート&マリンです。

先日の投稿でも案内をさせて頂きましたが、表記の1級小型船舶操縦士免許進級(ステップアップ)講習」が10月に隠岐の島町で開催されます。

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 現在、2級小型船舶操縦士免許を所有されている方が対象で2日間の講習を受ければ免許が1級へ進級となる学科講習で実技はありません(学科修了テストはあります)。

1級と2級は共に操縦できる船舶は20トン未満ですが航行できる範囲が異なり、2級は沖合い5海里(約9.25km)までなのに対して1級は免許上の制限はありません(※1)。

(※1 実際には操縦する船舶ごとに航行区域が決められていますので無制限という訳ではありません)

 

以下、日程などの情報になりますが確定ではなく予定です。

講師の方が島前での2級講習会を終えてからになりますので天候などで島前の講習が順延となった場合には、こちらの講習もスライドして順延になる場合があります。

 

< 日 程(今のところの予定です変更もあり) >

 学科講習1日目:10月14日(土) 9:00~17:00

 学科講習2日目:10月15日(日) 9:00~16:00、その後に修了テスト

 (国家試験は免除されます)

< 費 用 >

 ¥45,100-

< 必要な書類など >

・講習申込書

小型船舶操縦士身体検査証明書(前もって医院などで受診が必要です)

・写真×4枚(縦45×横35mm)

・本籍記載の住民票または運転免許のコピー

・払込票(上記費用を講習までに振込してコピーを持参してください)

・2級小型船舶操縦士免許(現物)とコピー1枚

認印(約1ケ月ほど預けられるもの)

・コンパス、三角定規(1辺が20cmあるもの)×2

 

申込書などの書類は弊店にご用意しております。その他、写真の撮影や医院での身体検査など予め行って頂くこともありますので早めにお申込み下さい。

また講習資料の手配がありますので、講習は予約制となります。

ご不明な点は必ずお問い合わせ下さい。

 

 

 

以下、参考までに弊店なりの補足内容です 。

 

 <<隠岐の島付近の海域での免許区分による航行範囲について>>

 

 

条件1:免許=2級小型船舶操縦士免許を所有

条件2:船舶=5海里限定(5ノット)船舶

を操縦した場合に航行できる範囲(島後の海岸から5海里内の色付きエリア)

※法定安全備品の信号紅炎を携帯電話で代替えした船舶、小馬力の船舶など※

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条件1:免許=2級小型船舶操縦士免許を所有

条件2:船舶=5海里限定(10ノット)船舶、10~20海里限定などの船舶

を操縦した場合に航行できる範囲(島前・島後の各海岸から5海里内の色付きエリア)

 ※免許により沖合いを5海里までに制限されます※

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つまり、操縦する船舶の航行区域によりよっては2級免許でも隠岐の島町から島前へは航海できますが、何れも沖合いへは各海岸から5海里(約9.25km)以上出れないと言う事です。

よって、例えば・・・・・

●船を操縦して本土へ渡りたい

 (プライベートではあまりいませんかね?)

●ツヅリ、ムツ、キンメやタラなど中深海の魚を釣りに行きたい

 (ジギングブームで最近は増えている?)

など船舶で5海里(約9.25km)を越えて沖合いに出る場合には1級が必要になります。

ちなみに良い資料がなかったのですが、海底図で見てみると・・・

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海底の色が白っぽいところまでが水深150m程度未満ですが・・・

地図上の罫線の縦マスが約9.25km、横マスが約7.5kmなので大まかですが場所によっては5海里内ですと水深は200mには届かない様子ですね(五箇地区は深場が近いですが)。

実際にはGPSプロッターなどで、ご自身の行かれたい釣り場などが海岸からどれ位の距離にあるのかは確認をして頂きたいのですが、1級免許を所有していれば免許的な制限はなくなりますのでご興味のある方は受講を検討されてみて下さい。

※「1級小型船舶操縦士免許進級(ステップアップ)講習」は人数が集まらないと開催されませんので、機会のある時に是非受講下さい※

 

尚、操縦される前には自身の船舶の航行区域を必ず船舶検査証書にてご確認下さい。

yktmarine.hatenablog.com

 

 

小型船舶操縦士免許の区分、及び船舶検査証書の記載内容で航行出来る範囲について(隠岐の島町)

ヨコタオート&マリンです。
 
少し前のブログにて2級小型船舶操縦士免許の新規講習及び1級への進級講習について投稿させて頂きましたが、小型船舶で航行できる範囲について内容に一部誤りがありました。誠に申し訳ございませんでした。


こちらの以前のブログ内容は既に訂正させて頂きましたが・・・

国土交通省、海上保安署、小型船舶検査機構にてそれぞれの内容を確認したところ回答を頂きましたので改めて隠岐の島町付近の海域で小型船舶が航行できる区域について内容を追加し再度投稿をさせて頂きます。
 
 
 
まず、小型船舶にて航行が可能な区域ですが
小型船舶操縦士免許の区分(1級or2級)
②使用される船舶の航行区域(限定○○海里以内など)
の双方にて制限をされます。
以下、これらの内容につき幾つか例を上げながら説明をさせて頂きます。
 
 
 
 
小型船舶操縦士免許の区分(1級or2級)
 
※2級小型船舶操縦士免許にて航行出来る範囲について
 北海道、本州、四国、九州とそれらに附属する島で、その海岸が沿海区域に接するものの各海岸から5海里以内の水域、及び平水区域となります。
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よって隠岐列島の地図上では色付きの範囲となりそれぞれ島前、島後の各海岸から5海里(約9.25km)となります。また島前・島後間の隠岐海峡は最短部でも約6海里ありますがそれぞれの5海里エリアが重複しますので、2級小型船舶操縦士免許でも島前と島後間の航行は可能となります。但し沖合いへは5海里に限定されますので色付きエリア外へ行く事は出来ません。

 

ちなみに船舶関連の罰則は厳しいと言われますが・・・・

船舶関連の罰則シリーズ ケース①

船舶は10海里内限定船舶だったが、2級免許で5海里外のエリアに出てしまった場合

船舶職員法及び小型船舶操縦者法:

その船舶に必要とする操縦免許証を受有しないで当該船舶に小型船舶操縦者として乗船した場合

となり・・・・・

罰則 30万円以下の罰金

を課せられる場合があります。

 

 

※1級小型船舶操縦士免許にて航行出来る範囲について

 2級が沿岸免許、1級は外洋免許とされ航行できる範囲に制限はないのですが、実際には使用される船舶の航行区域にて制限を受けます。つまり1級を所持していても航行区域が5海里限定の船舶であれば5海里の外へ出る事は出来ません。
 また80海里以上を航行する場合には船長以外に6級海技士以上の乗員を同船させるなどの義務もあります。
 よって実用的なところ隠岐の島付近で1級が必要になるのは、海岸から5海里を越えて沖合いに行きたい場合や本土へ船舶で航行する場合などになるかと思われます。
 
船舶関連の罰則シリーズ ケース②
操縦免許を自宅に忘れたまま操船してしまった場合
船舶職員法及び小型船舶操縦者法:
操縦免許を携行しないで小型船舶に小型船舶操縦者として乗船した場合
となり・・・
罰則 10万円以下の過料
を課せられる場合があります。

 

 

 

使用される船舶の航行区域

@小型船舶検査証書記載の航行区域による制限について

 ※以下の内容は島後(隠岐の島町)または島前(第31号平水)を母港に設定した場合の2時間限定沿海区域について説明をしております※

※可搬型小型船舶(トレーラブルボート)や水上オートバイ及び沿岸区域を申請した船舶とは内容が異なります※

 
まず始めに所有または使用される小型船舶の船舶検査証書より航行区域の欄を確認されて下さい。沿海区域と記載されているところに航行可能な区域の詳細があります。
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 ちなみにこの航行区域ですが2時間限定沿海の場合は・・・

小型船舶検査機構(JCI)の検査官が定期検査などの船舶検査時に、

船体、定員、搭載エンジン、燃料タンクなどの確認を行いその船舶の最強速力で2時間以内に往復できる沿岸区域の水域として設定されています。
 
 弊店がお客様より委任を受けて検査代行を行う際の小型船舶の大半は5海里、10海里、15海里、20海里になりますので以下に地図を添付してそれぞれの航行可能な区域を説明させて頂きます。
 
 

 <サンプル:限定沿海5海里(約9.25km)の場合>

 沿海区域

ただし、島根県隠岐列島島後の海岸から5海里以内の水域及び船舶安全法施行規則第1上第6項の水域に限る。

と記載されます。

この限定沿海5海里については・・・

・小型の船外機を搭載した船舶(※諸条件にて異なります)

・中~高馬力を搭載した船舶でも任意で信号紅炎の代替えに携帯電話登録を申請をした船舶

となります。

 <携帯電話による信号紅炎セットの代替えについて>

近年では規制緩和により携帯電話のサービスエリア内のみを航行する等の条件で法定安全備品である信号紅炎「発煙筒セット」を携帯電話にて代替申請が可能になりました。その際に海上での携帯電話の通話可能エリアは約5.4海里(10km)とされていることから航行区域を5海里(約9.25km)に限定されますので、そのような手続き(申請)をされた船舶は従来の航行区域から限定5海里以内に変更されます。

 

5海里内5ノット

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これを地図で表示すると隠岐の島町を母港とした海岸から5海里(約9.25km)の色の付いた範囲が航行可能となります。

よって、この船舶で航行した場合には小型船舶操縦士免許の区分が1級であれ2級であれ5海里を越えることが出来ませんので島後から島前へ行く事は出来ません。

 

 

 

また、携帯電話による信号紅炎セットの代替え申請した船舶でも最強速力が大きい小型船舶については沖合いに対しては携帯電話のエリア内である5海里に制限されますが島前島後間に関しては携帯電話のエリアが重複していますので航行可能範囲とみなされて

 沿海区域

ただし、島根県隠岐列島島前、島後の各海岸から5海里以内の水域及び船舶安全法施行規則第1上第6項の水域に限る。

と記載される場合があります。

5海里内10ノット

 

f:id:YKTMARINE:20170906143811j:plain

これを地図で表示すると島前、島後の各海岸から5海里(約9.25km)の色の付いた範囲が航行可能エリアとなります。

よって、この船舶で航行した場合には小型船舶操縦士免許の区分が1級または2級でも島後から島前へ行く事は出来ますが、沖合いへは5海里に航行エリアを制限されます。

 

 

 

船舶関連の罰則シリーズ ケース③

これらの船舶で沖合いへ5海里を越えた海上で海上保安署に止められた場合

船舶安全法:

指定された航行区域を越えて船舶を航行させた場合

となり・・・

罰則 1年以下の懲役又は50万円以下の罰金

を課せられる場合があります

 

 

 

 

<サンプル:限定沿海10海里(約18.5km)の場合>

  沿海区域

ただし、島根県隠岐列島島後の海岸から10海里以内の水域及び船舶安全法施行規則第1上第6項の水域に限る。

と記載されます。

この場合、 船舶としては問題なく島前~島後間の航行もできるのですが沖合いに出れる範囲については、小型船舶操縦士免許の区分が1級の場合と2級の場合では区域が異なってきます。

 

 <1級小型船舶操縦士免許を所有の場合>

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この場合、隠岐の島町を母港とし島前・島後の各海岸から10海里(約18.5km)の色の付いた範囲が航行可能となります。

免許による航行区域の制限は受けません。

  

 <2級小型船舶操縦士免許を所有の場合>

f:id:YKTMARINE:20170906143811j:plain

この場合、隠岐の島町を母港とした海岸から5海里(約9.25km)の色の付いた範囲が航行可能となります。

船舶検査証書上での航行区域は10海里なので島前・島後間の往来は可能ですが免許上の制約で沖合いへは5海里しか行けませんので1級の場合よりも航行区域は狭くなります。

 

 

 

 

<サンプル:限定沿海15海里(約27.7km)の場合>

 ※母港設定を隠岐の島町にした場合※

  沿海区域

ただし、島根県隠岐列島島後の海岸から15海里以内の水域及び船舶安全法施行規則第1上第6項の水域に限る。

と記載されます。

 

 

次に

※母港設定を島前(第31号平水)した場合※

  沿海区域

ただし、鳥取県御崎港来た防波堤灯台から0度に引いた線と、島根県地蔵崎を経て、同県十六島鼻灯台から0度に引いた船の間における本州及び隠岐列島の各海岸から15海里以内の水域及び船舶安全法施行規則第1上第6項の水域に限る。

と記載されます。

   

 

 つまり、この船舶を使用して航行される場合は小型船舶操縦士免許の区分が1級の場合と2級の場合では区域が異なってくる他に、母港の設定を隠岐の島町にするか、島前(第31号平水)にするかでも航行できる範囲が異なります。

 

 <1級小型船舶操縦士免許を所有かつ母港設定が隠岐の島町の場合>

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この場合、隠岐の島町を母港とし島前・島後の各海岸から15海里(約27.7km)の色の付いた範囲が航行可能となります。

免許による航行区域の制限は受けませんが、母港を島前にするか隠岐の島町にするかで航行区域が本土まで含まれる・含まれないの違いが発生します。

 

 

 

 

 <1級小型船舶操縦士免許を所有かつ母港設定が島前(第31号平水)の場合>

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この場合、島前を母港とし島前・島後の各海岸から15海里(約27.7km)及び本土側の色の付いた範囲が航行可能となります。

※母港が島前(第31号平水)に設定されていますが、母港は書類に記載されません※

同じ限定15海里ですが母港を島前にする事で航行区域が本土まで広がりますので1級小型船舶操縦士免許を所有していれば本土への航海も可能です。

 

 

<2級小型船舶操縦士免許を所有の場合>

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この場合、島前または隠岐の島町を母港として島前、島後の各海岸から5海里(約9.25km)の色の付いた範囲が航行可能となります。

船舶検査証書上での航行区域は15海里なので島前・島後間の航行は可能ですが免許上の制約で沖合いへは5海里しか行けませんので1級の場合よりも航行区域は狭くなります。

 

 

 

 

<サンプル:限定沿海20海里(約37km)の場合>

限定20海里の場合も15海里の場合と同様に母港設定と免許区分で航行できる範囲が異なってきます。

 

※母港設定を隠岐の島町にした場合※

沿海区域

ただし、島根県隠岐列島島後の各海岸から20海里以内の水域及び船舶安全法施行規則第1上第6項の水域に限る。

と記載されます。

  

 

次に

※母港設定を島前(第31号平水)した場合※

 沿海区域

ただし、鳥取県天神川口右岸突端から0度に引いた線と、島根県地蔵崎を経て、同県大岬灯台から320度に引いた船の間における本州及び隠岐列島の各海岸から20海里以内の水域及び船舶安全法施行規則第1上第6項の水域に限る。

と記載されます。

 

 

 つまり、この船舶を使用して航行される場合は小型船舶操縦士免許の区分が1級の場合と2級の場合では区域が異なってくる他に、母港の設定を隠岐の島町にするか、島前(第31号平水)にするかでも航行できる範囲が異なります。

 

 

 <1級小型船舶操縦士免許を所有かつ母港設定が隠岐の島町の場合>

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この場合、隠岐の島町を母港とし島前・島後の各海岸から20海里(約37km)の色の付いた範囲が航行可能となります。

 免許による航行区域の制限は受けませんが、母港を島前にするか隠岐の島町にするかで航行区域が本土まで含まれる・含まれないの違いが発生します。

 

 

 <1級小型船舶操縦士免許を所有かつ母港設定が島前(第31号平水)の場合>

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この場合、島前を母港とし島前・島後の各海岸から20海里(約37km)及び本土側の色の付いた範囲が航行可能となります。

※母港が島前(第31号平水)に設定されていますが、母港は書類に記載されません※

 15海里の場合と同じ限定20海里ですが母港を島前(第31号平水)にする事で航行区域が本土まで広がりますので1級小型船舶操縦士免許を所有していれば本土への航海も可能です。

 

 

<2級小型船舶操縦士免許を所有の場合>

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この場合、島前または隠岐の島町を母港として島前、島後の各海岸から5海里(約9.25km)の色の付いた範囲が航行可能となります。

船舶検査証書上での航行区域は20海里なので島前・島後間の往来は可能ですが免許上の制約で沖合いへは5海里しか行けませんので1級の場合よりも航行区域は狭くなります。

 

 

 

 

 

 以上、大変長くなりましたが簡単にまとめてみますと・・・

隠岐列島付近での小型船舶の使用においては基本的には2級小型船舶操縦士免許があれば概ね十分と言う事になります。但し島前・島後間を小型船舶で往来するには航行区域が限定10海里内以上である事が必要です。

 

1級小型船舶操縦士免許については漁業従事者または趣味の釣りにおいてもで5海里を越えて深場の沖合いに出ることがある場合や、本土へも船舶で往来する事がある方などは必要と考えて下さい。

但し、1級小型船舶操縦士免許を所持していても船舶ごとに設定された航行区域を越えて航行する事は出来ませんので注意が必要です。

  

これらの内容について更に情報が必要な方、船舶免許の講習受講をご希望される方は書類の取得と合わせてお問い合わせまたは、ご来店下さい。

 

  

<1級小型船舶操縦士免許進級(ステップアップ)講習>

通常は隠岐では開催されませんが今回1級小型船舶操縦士免許を取得される団体様がおられる関係上、一緒に受講することが可能です。

日程は調整中で10月初旬~中旬の予定になりますので決まり次第に必要な書類等と合わせて投稿したいと思います。

費用は¥45,100になります(2級小型船舶操縦士免許所有者)。

トーハツ4ストローク船外機 ニューモデル「MFS20E」「MFS15E」「MFS9.9E」が発売されました

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ヨコタオート&マリンです。

 

ブログの更新内容が商品紹介ばかりになっていますが・・・

今年は例年に比べるとニューモデルが多いのでご容赦下さい。

(紹介しきれていないモデルもあるぐらいです)

 

さてトーハツより4ストローク船外機MFSシリーズの20馬力/15馬力/9.9馬力がフルモデルチェンジされて8月21日より発売開始されました。

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まず従来の同社旧モデル「MFS20D/15D/9.9D」と簡単にスペックを比較してみますと・・・・・・

 

<旧モデルD型>

 

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シリンダー:2気筒351cc

ボア×ストローク:61×60mm

燃料供給方式:キャブレター

重量:52kg(最も軽いタイプの重量です、仕様により異なります)

発電出力:12A(セルスタートモデル仕様は標準、マニュアル仕様はオプション)

ギア比(減速比):2.15

 

 

<新モデルE型>

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シリンダー:2気筒333cc

ボア×ストローク:61×57mm

燃料供給方式:電子制御燃料噴射式(バッテリーレスOK)

重量:43kg(最も軽いタイプの重量です、仕様により異なります)

発電出力:12A(セルスタートモデル仕様は標準、マニュアル仕様はオプション)

ギア比(減速比):2.15

 

 

となっていますが最初に目につくのが排気量が18cc小さくなったとはいえ、旧型より約10kg近く軽くなった重量です。

上記の43kgは最も軽い「Sトランサム&マニュアル仕様」のものですが、一般に需要の高い「Lトランサム&セルスタート仕様」で他社モデルと比較しても

・トーハツ:MFS15EFL=48kg

ヤマハ:F15CWHL=56kg

・スズキ:DF15AEL=49.5kg

・ホンダ:BF15DKHSJ=52kg

・マーキュリー:F15MLH=56.5kg

とクラス最軽量になっています。

僅かな差に見えますが搭載する船体も比較的小型である事を考慮したり・・・

概ね重量が35~40kg程度の同馬力帯2サイクル船外機からの換装も考慮すると

僅かでも重量は軽いに越したことはありません。

 

 

その他を見ていくと・・・

 

<燃料の供給方式がバッテリーレス電子制御燃料噴射システムになりました>

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キャブレター式ですと季節による外気温などの諸条件でチョーク操作やスロットル操作が始動時に必要でしたが、これら始動時を始めとしたエンジンの運転時には各種センサーからの情報を元にECUが最適な燃料噴射を行い良好な始動性、低燃費などを実現します。

またバッテリーレスシステムとなっておりセルスターターの付属しない(=バッテリーの無い)ロープスタートモデルでも自己発電で各種制御を行い始動から運転まで可能となっています。

 

 

<燃料フィルターが油水分離フィルターになりました>

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船外機カウル内に設置される燃料フィルターが油水分離フィルターになり、ゴミなどの異物や水分を分離します。また下部にあるドレンから混入した水分を排出可能になりました。

 ※供給方式が燃料噴射システムになった事で燃料の管理はとても重要になります。燃料であるガソリンは高圧ポンプで加圧されインジェクターにて噴霧されるのでゴミや水などの異物があると不調や故障の原因となり、これらはキャブレターの時よりもメンテナンスが難しい場合が多いです(あくまでも不具合発生したときですが)。

このあたりは購入される販売店と相談の上で適切な管理を行って下さい。

 

 

<新型ティラーハンドルが採用されました>

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ティラーハンドルモデルはハンドルが新型になります。

前進/中立/後進を操作するシフトレバーがハンドルの根本に配置されて、より操縦者に近くなりました。またエンジンストップスイッチもハンドルに配置され操作性が向上しています。

 

その他、

船外機を支えるアッパーマウントとロアマウント間の距離を長くして振動を低減させたり、水中抵抗を低減した新設計ギアケースが採用されているなどモデルチェンジに相応しい内容となっています。

現状まだ新型の現物を見たことはないのですが・・・

過去に旧モデルD型は何台か販売しましたので、新モデルE型が売れればまた旧モデルと比較した詳細アップしたいと思います。

yktmarine.hatenablog.com

 

 

 

さて最後にこのクラスに関して補足をしておきますと、「9.9馬力」については注意が必要です。

例えば、このトーハツ船外機の場合・・・・

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<20&15馬力とベースを同じくした9.9馬力モデル>

と、

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<8馬力とベースを同じくした9.8馬力モデル>

の似通った馬力モデルがあります。

呼称上は僅か0.1馬力の違いですが排気量や重量を始めとして、エンジンとしては別物となり対応できる船体サイズも厳密には異なってきます。

 

同様に見ていきますと各社の9.9馬力ですが・・・

ヤマハF9.9J=8馬力と同ベース

・スズキDF9.9B=20&15馬力と同ベース

 ※スズキは少し前まで8馬力と同ベースのDF9.9Aがありました※

・ホンダBF9.9D=8馬力と同ベース

・マーキュリーF9.9=8馬力と同ベース(国内で8馬力は販売されていませんが)

 

となっています。

もし9.9馬力を選ばれる場合には、この様な内容も踏まえ換装前のもともとの船外機や搭載する船体を考慮した選択が必要となりますので、詳しくは販売店へご相談下さい。

 

 

 

 

ヤマハ4ストローク船外機ニューモデル「F80D」が発表されました

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ヨコタオート&マリンです。

 

今回はヤマハ発動機より新型の4ストローク船外機「F80D」が発表されましたのでそちらの紹介をさせて頂きます。

 

この新型モデルですが、この春に発売された「F90C」と同様に「F115B」をベースとした4気筒SOHC1832ccのエンジンを搭載したモデルとなります。

 

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(これでヤマハ4ストローク船外機のフルラインナップは現行の流線形デザインにて統一されました。後ろから見ても綺麗なトップカウルデザインです)

 

さて既存の「F80B」は2005年頃からの国内販売で10年以上継続販売されてきましたが今回「F115B」「F90C」に合わせてモデルチェンジが行われた形になります。

ちなみにモデル呼称である「F80D」ですが

F=FourStroke(4ストローク)

80=馬力

D=モデル世代

となります。

F80の場合、日本国内販売モデルはB世代からD世代に飛びましたが・・・・・

C世代は海外モデルとしてヨーロッパなどで販売されており日本未発売ですから日本国内では見る事はありません。

(海外では国や州または単独の湖ごとに排気ガスなどの規制内容が異なりますのでメーカーでは需要と必要性に応じて燃料供給のプログラミングを変えたり一部の部品変更を行い販売しています。これらの変更モデルに世代呼称が割り振りされた場合に日本国内販売モデルでは今回の様なケースがしばしば起こります)

 

話が逸れましたが、新型「F80D」と既存「F80B」を簡単に比較しますと・・・・・

 

<F80B> 既存モデル・・・メーカー在庫限りで生産終了

エンジンタイプ:4気筒DOHC1596CC

ボア×ストローク:79×81.4

燃料供給方式:EFI(無鉛レギュラーガソリンOK)

最大発電出力:25A

乾燥重量:173kg(Xシャフトモデル)

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<F80D> 新型・・・2017年9月1日発売開始

エンジンタイプ:4気筒SOHC1832CC

ボア×ストローク:81×88.9

燃料供給方式:EFI(無鉛レギュラーガソリンOK)

最大発電出力:35A

乾燥重量:166kg(Xシャフトモデル)

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となっており排気量アップ、軽量化、発電出力アップなど概ね内容は向上しています。

更にメーカー資料によると

・加速性能の向上

・中速域での燃費向上(約10%改善)

とありますが・・・・・

恐らく排気量が(236cc)大きくなったのでトルクも太くなっているかと思われる分、全体的な燃費は同等か少し悪いぐらいになるのかな??と思います。

 

 

 また他社75~80馬力と簡単に比較してみますと

ヤマハF80D:4気筒1832cc(166kg/Xシャフト)

スズキDF80A:4気筒1502cc(164kg/Xシャフト)

ホンダBF80A:4気筒1496cc(171kg/Xシャフト)

マーキュリーF75L:4気筒2061cc(163kg/Lシャフト)

※重量は計測時のセットプロペラがメーカーによりアルミとステンレスで様々ですので多少の前後はあります※

 

となっており、重量的には各社ほぼ横並びですね!

 

 

以下、この馬力帯の各社モデルに対する私見になりますが・・・・・

 

ヤマハ

エンジン周りや構造的にもベーシックな作りで、業務市場でも多く使われる事もあるせいか低燃費や加速性能的な要素よりもメンテナンス性や排気系統を始めとした腐蝕対策など耐久性を意識して力を入れている感じを受けます。

 

<スズキ>

オフセットドライブシャフトシステムなど独自の構造や、リーンバーン(希薄燃焼)制御システムなどの技術を積極的に取り入れており、軽量コンパクト化と低燃費性能を前面に押している雰囲気を感じます。

 

<ホンダ>

PGM-FIやリーンバーン制御ECOmo等のシステムで燃費性能を向上させたり、空燃比連動点火時期制御「BLAST」で加速性を向上させたりなど技術力を前面に押し出したエンジン作りをしている雰囲気を受けます。

 

<マーキュリー>

残念ながら近年のモデルを販売できていないので評価できる立場にないのですが、昔から本体アルミ合金の耐蝕性や塗装技術が高く本体が長持ちするイメージを持っています。また近年は電装部品や制御技術も向上していると思われ出来れば最新モデルを販売してみたいところです(若い頃はマーキュリー船外機で学ばせてもらっていましたので)。

 

<以下内容も私見になりますが>

当方では各メーカーの船外機を取り扱っていますので「どこのメーカーが良いの?」とお客様からよく質問を受けますが・・・・・

各社が4ストローク船外機を2ストローク船外機からの代替えを目指して本格的にラインナップして販売しだしてから約15年以上が経過しました。

当初の5年から10年に関しては各社が低馬力から高馬力までのラインナップを揃える為の期間だった様に思います。

これがある程度のラインナップが揃った時点からそれぞれ数回のモデルチェンジを繰り返した事で基本的には各社共通して小型軽量化、電子制御技術向上等による低燃費化、そして耐久性&メンテナンス性が向上しており初期の4ストローク船外機と比較しても構造的には成熟してきています。そこに上記したようにそれぞれのメーカーなりの特色と言いますか味付けがされてきて今の状態かと思います。

よってトータルで見た時に現行モデルに関しては大きな優劣はないと言うのが私の意見になりますが、細かい部分は書ききれない部分もありますので・・・

そこは割愛をさせて頂きます。

 

また船外機艇に関しては、自動車やオートバイと異なり本体(船体)とエンジンがパッケージされていないと言う独特なシステムです(新造メーカー船にはパッケージされていますが)。

つまりメーカーやモデルの選定に関しては販売店が船体サイズ、用途、積載物重量などでマッチングする船外機を選択する事がまずは重要になります。

つきましては換装の際には、よくよくお客様と相談をさせて頂きながらメーカーやモデルの説明と選定をさせて頂いておりますので、お気軽にご相談下さい。

 

 

途中から「ヤマハF80D」の事から話が逸れまくりましたが・・・

軽量・コンパクト化により幅広い用途に対応 4ストローク船外機 「F80D」 新発売 - 広報発表資料 | ヤマハ発動機株式会社

2017年9月1日からの発売となります。

22~25FT(6,5m~7.5m)クラスの少し大きめの和船や、23FT前後のフィッシングボートにマッチする船外機かと思いますので換装などのご相談は是非店頭までお願い致します(随時、御見積もさせて頂きます)。

 

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ちょっと洒落たマルチパーパスなイタリアンボート。

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新しいデザインのヤマハ船外機とも良くあっています!

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2級小型船舶操縦士免許講習の開催 および 1級小型船舶操縦士免許進級(ステップアップ)講習について

ヨコタオート&マリンです。

久しぶりの投稿になりますが、今回は船舶免許の講習についてのご案内です。

ここ隠岐の島は離島である事から船舶免許の取得機会も限られています。また例年は春と秋の2回開催だったところ今年については秋の1回のみの開催となっておりますので検討されている方は是非受講されてはいかがでしょうか?

 

更に今回は1級小型船舶操縦士免許進級(ステップアップ)講習も開催されますので、現在2級免許をお持ちの方でご希望される方は受講を検討されてみて下さい。

(こちらは開催日程調整中で10月初旬~中旬の予定です。詳細と合わせてまた後日投稿致します)

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隠岐の島町での講習では特殊小型(水上オートバイ)講習は行っておりません※

 

今回の日程等につきましては・・・・・・

<2級小型船舶操縦士免許の新規取得講習>

 ・学科講習会場・

  レインボーアリーナ(※文化会館ではありませんのでご注意下さい)

 ・学科講習日程(2日間)・

  9月16日(土)9:00~17:00

  9月17日(日)9:00~15:00、その後に学科テスト

 ・実技講習(後日に5時間)・

  実技講習の日程は学科講習時に講師の方と打ち合わせになります

 ・受講費用・

  ¥127,900(講習料、申請料、消費税含む)

 ・必要な書類等・

  受講申請書(当店にあります)

  住民票(本籍地記載のもの)

  写真(縦4.5×横3.5cm) ×4枚

  身体検査証明書(前もって医院などで視力、聴力、四肢の状態などを診察してもらう必要があります)

  費用振込票

  印鑑(認印でOK、免許発行までお預かりします)

 

 

ちなみに2級小型船舶操縦士免許で操船できる船舶は・・・

 総トン数20トン未満

航行できる区域は・・・

 海岸から5海里(約9km)

となりますが、これではピンとこないかもしれませんね!

以下、参考までに

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 ヤマハFAST23

写真のような現在人気のある23フィートクラス(全長7m程度)の船体でエンジンに4ストローク船外機90馬力が装備されても1.5トン未満です!

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 ヤマハEXULT45

こちらは45フィートクラス(15.6m)の船体で約16トンです。

ちなみにこちらの船は1億4000万!!! 程度しますから、普通に考えると2級船舶操縦士免許があれば個人的に手が届く大概の船舶は操縦が可能ですね!

 

 

次に航行区域について・・・

隠岐の島の妙といいますか、島前と島後の間の海域ですが最短箇所で結んでも6海里(11km程度)あるんです。よって2級小型船舶操縦士免許の場合に島後からでは以下イラストの島後周りの色付き範囲のみでしか航行は出来きず海士、西ノ島、知夫など島前へは渡ることができません。

※大森島、松島は5海里の範囲内、二股島は微妙ですね(確認してみます)※

 

よって、島前にも行きたい! 本土にも行きたい! と言う方は「10月に1級小型船舶操縦士免許進級(ステップアップ)講習」を受講されてどうどうと海を渡られて下さい(笑)

 

(2017年9月6日:上記の取り消し線部分の内容を訂正させて頂きます)

2級小型船舶操縦士免許所持者における隠岐諸島付近での航行可能区域ですが、ブログを投稿する前に確認するべきでしたが関係諸機関にて問い合わせをかけたところ以下の回答となりました。誤った情報を発信してしましましたことお詫びさせて頂くと共に以下のとおり訂正させて頂きます。申し訳ございませんでした。
 
小型船舶にて航行できる区域の制限ですが
小型船舶操縦士免許の区分
・航海に使用される船舶の航行区域
の双方にて決まります。
よって以下に示す①と②が共に条件を満たしている事が必要です。
 
①2級小型船舶操縦士免許にて航行出来る範囲
北海道、本州、四国、九州とそれらに附属する島で、その海岸が沿海区域に接するものの各海岸から5海里以内の水域、及び平水区域となります。
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よって地図上では色付きの範囲となりそれぞれ島前、島後の各海岸から5海里となります。また島前・島後間の隠岐海峡も最短部で約6海里ありますがそれぞれの5海里エリアが重複しますので、2級小型船舶操縦士免許でも島前と島後間の航行は可能となります。但し沖合いへは5海里に限定されますので色付きエリア外へ行く事は出来ません。

 

 

②小型船舶検査証書に記載された航行区域

 

   サンプル(限定沿海5海里)の場合

(所有または使用される船舶の船舶検査証書の航行区域の欄を確認されて下さい)

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このサンプルの場合ですが・・・

沿海区域

ただし、島根県隠岐列島島後の海岸から5海里以内の水域及び船舶安全法施行規則第1上第6項の水域に限る。

とあります。

近年では規制緩和により携帯電話のサービスエリア内のみを航行する条件で法定安全備品である信号紅炎(発煙筒セット)への代替が可能になりましたが、その際に携帯電話のエリアとして一般的には航行区域を5海里に限定されます。

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この場合、隠岐の島町を母港とした5海里エリアは色付きの範囲となります。

つきましてはこの船舶で航行した場合には小型船舶操縦士免許の区分が1級であれ2級であれ5海里を越えることが出来ませんので島後から島前へ行く事は出来ません。

 

 

 

 

 サンプル(限定沿海10海里)の場合

(所有または使用される船舶の船舶検査証書の航行区域の欄を確認されて下さい)

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このサンプルの場合ですが・・・

沿海区域

ただし、島根県隠岐列島島後の海岸から10海里以内の水域及び船舶安全法施行規則第1上第6項の水域に限る。

とあります。

 

この船舶を使用して航行する場合ですが、小型船舶操縦士免許の区分が1級の場合と2級の場合では区域が異なってきます。

 

 <1級小型船舶操縦士免許を所有の場合>

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免許による航行区域の制限は受けませんので、船舶検査証書上での航行区域である色付きのエリア、島前・島後の各海岸から10海里内を航行可能です。

 

 <2級小型船舶操縦士免許を所有の場合>

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船舶検査証書上での航行区域は10海里なので島前・島後間の往来は可能ですが免許の制約上で沖合いへは5海里しか行けません。よって同じ船舶ですが1級の場合よりも航行できる区域は色付きのエリア、島前・島後の各海岸から5海里内となり狭くなります。

 

ここには記しませんが・・・

その他、航行区域が15海里、20海里の場合にも小型船舶操縦士免許の区分が1級の場合と2級の場合では10海里の場合と同様に区域が異なってきます。

 

 

 以上の事から簡単にまとめてみますと・・・

隠岐諸島付近での小型船舶の使用においては2級小型船舶操縦士免許があれば概ね十分と言う事になりますが、島前・島後間を往来するには航行区域が限定10海里内とされる以上の船舶が必要です。

 

よって、1級小型船舶操縦士免許については漁業従事者または趣味の釣り等においてもで5海里を越えて深場の沖合いに出ることがある場合や、本土へも船舶で往来する事がある方などは必要と考えて下さい。

但し、何れも使用される船舶ごとに設定された航行区域を越えて航行する事は出来ませんので注意が必要です。

 

 

 

その他の情報が必要な方、受講をご希望される方は書類の取得と合わせてお問い合わせまたは、ご来店下さい。

 

  

<1級小型船舶操縦士免許進級(ステップアップ)講習>

通常は隠岐では開催されませんが今回1級小型船舶操縦士免許を取得される団体様がおられる関係上、一緒に受講することが可能です。

日程は調整中で10月初旬~中旬の予定になりますので決まり次第に必要な書類等と合わせて投稿したいと思います。

費用は¥45,100になります(2級小型船舶操縦士免許所有者)。

 

 

 

 

 

 

 

ヤマハ4ストローク船外機F25Gへの換装を行いました

ヨコタオート&マリンです。

 

少し前になりますが今年発売されたヤマハ4ストローク船外機のニューモデルF25Gを販売させて頂きました。簡単ですがその際の事を私見も混ぜてレポートしたいと思います。

 

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まずF25G(2気筒432cc)の最大の特徴はこのチラシにもある様にクラス最軽量の本体重量になると思います。前回の記事にも書きましたが4ストローク船外機25馬力モデルで本体重量が60㎏台という物は現状は他社にはありません。

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例えば......数例ですが......

◎既存で2ストローク船外機の15~25馬力を搭載しているが、換装に際し船体のサイズ的な問題で従来の4ストローク船外機25馬力モデルでは重すぎると考えている方。

◎JCI検査手帳の記載内容で搭載できる船外機の最大馬力は25馬力迄だが、搭載最大重量の壁に阻まれて15~20馬力などの4ストローク船外機モデルへ馬力帯を下げて搭載されている方。

 

などなど、以上の様な例は少し古い17~19フィートクラスの和船などで見受けられます。船体の幅が狭く浮力が少ないので重たい船外機を積むとデッキ排水のスカッパーから海水が逆流したりするケースですが..........

この様な船体でも幾つかの条件次第で4ストローク船外機の25馬力を搭載できる可能性が「ヤマハF25G」の登場で増えたと言えます。

 

そして今回、F25Gをセットさせて頂いた和船もまさにその様な条件の船体でした。

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富士紡績製の和船でFF-18というモデルになると思います(私も初めてみる船体でした)。最大搭載馬力は25馬力ですが、船体幅が狭く重すぎる船外機は搭載出来ないので今までは15馬力を搭載してご使用されていました。今回、新聞折り込み広告を見てくださり新しく軽い4スト25馬力が発売された事を知りお問い合わせからの商談となった次第です。

※しかしこの和船、昭和50年ごろの船体かと思いますがFRP船体の耐久性には驚かされますね!※

納品後、まだお客様がそれほど使い込まれていないのですが船外機のチルト(持ち上げる動作)に関して軽くて苦も無く、15から25馬力になった事でスピードが増し悪いところは何もないよ!

との事でした。

 

ちなみに納品前に工場にて納入前点検を行ったのですが........

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今回のモデルから電子制御仕様になりましたので、パソコンを接続しての診断や点検が可能になりました。多くのティラーハンドルモデルの場合、リモコン仕様の様に計器類をつける事がないのでエンジンの運転時間管理を行う事が難しかったのですが.......

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運転時間の点検管理をはじめ、故障診断、エンジンモニタ、コンポーネントテスト、データログ、オイル交換履歴の登録など私たち整備する側にとって有難い機能がついています(オイル交換の管理などをはじめ当然これらはお客様にとっても有益な事柄に繋がりますね)。 ※写真の内容はF25Gでのメニューの一部です※

 

その他ですが、、、

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(ちょっとピンボケですみません)

シフトレバーがティラーハンドル上に配置されて操作性が良くなっています。

現行ショートタイプのティラーハンドルでこの位置のシフトレバーが採用されているのは、このF25G、F9.9J、F8Fなどですが他の小馬力モデルにも普及すると良いなと思います。

※F30Bから上のロングティラーハンドルでは全てシフトレバーがハンドル上にあります※

 

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VST(可変トロールスピード)スイッチ   DN《rpm》UP

通常エンジンのアイドリング回転数は900回転ですが、このスイッチの操作で50回転刻みに750~1050回転の間で設定が変更できます。

名前の如くトローリングに便利です?(トローリングしないので??すみません)

ちなみにスロットルグリップを少しでも回すと設定は解除され通常へ戻ります。

 

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チルトロック解除レバー

船外機をチルト(持ち上げる)操作をする際に、リバースロックを解除するレバーです。

ヤマハの小馬力モデルの多くは現在このタイプになっていますが........

従来はロック解除する時にはレバーを押し下げて解除になりますが、

このF25Gに関しては写真見難いですがレバーのイラストマークにある様に引き上げて解除となり、従来とは操作が逆になります。

 

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オイルレベルゲージ

4ストロークエンジンになりますので、エンジンオイルの油量をチェックするゲージが当然あります。今回のF25G用のオイルレベルゲージはオイルパン側にガイドパイプがあるので形状が従来とは少し異なっています。

しかし取り付けた際のフィット感が良くて油量も見易いので個人的には好印象です。

※逆にF40Fとかのオイルレベルゲージはラバー部分が少なくフィット感が弱い気がして好きではないです。何となく外れやすい気がしていつも心配になります※

 

以上、細かい事を書き出すとキリがないので簡単にまとめてみました。

試乗のレポートやデータがなくて参考になり難いかもしれませんが..........

今回お伝えしたいのは、上記した様に17~19フィートクラス(5ⅿ台)の和船にお薦めしたい船外機であるという点です。

特に現在2ストローク船外機の20~25馬力をご使用されている船主さんにとっては、重量的にそれほど違和感なく4ストローク船外機に換装できる点はとても貴重です。さらには4ストロークエンジンならではの静粛性、低燃費、排気煙の軽減、電子制御による確実な始動性と安定したエンジン運転が快適性を高めます。

 

今後、機会があれば試乗会などもやってみたいなあ......とは思いますが、まあその、いずれと言う事で色々と検討したいと思います。

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取り急ぎ、隠岐の島町内でこのクラスの換装をご検討されている方はパンフレット等もご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

 

p.s.

現状ヤマハでは従来のF25D(2気筒498cc)モデルとの併売になっており船体に合わせた船外機がチョイスし易くなっていましたが........

メーカーからの連絡でガスアシスト仕様のF25DWHDL以外のLトランサム仕様は生産終了になるとの連絡がありました。Xトランサム仕様は継続との事です。

既にメーカー在庫がないモデルもありますが、ご検討中の方はお早めに問い合わせ下さい。

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F25DWHDL(継続モデル):ティラーハンドル仕様 ガスアシスト

 

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F25DEHTL(廃盤モデル):ティラーハンドル仕様 パワートリム&チルト

 

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F25DETL(廃盤モデル):リモコン仕様 パワートリム&チルト

 

 

ホンダ4ストローク船外機「BF40DK4」・「BF50DK4」が発売されました

ヨコタオート&マリンです。

 

5月の連休も終わりここ隠岐の島の気候もずいぶん暖かくなってきました。

お客様もボートシーズンに入り活発に動き出した様子で、多くのご依頼を頂いておりますが中々作業が追いつかず、お待たせしている皆様には申し訳ございませんと思いながら日々過ごしております・・・。

 

さて、そう言う状態でしてまともにブログも書いておりませんが・・・・・

新しい製品が出ておりますので簡単にご紹介をさせて頂きます。

 

 

今年は年明けからヤマハがニューモデルを続々と発売していますが、ホンダも負けずに4月末表記の新型40馬力と50馬力を発売しました。どうやら3月の横浜ボートショーに出品されていた様子ですが、思いの外早い時期に発売となりました。

 

f:id:YKTMARINE:20170513182152p:plainBF40DK4

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以下ホンダのニュースリリースページです

Honda | 4ストローク船外機「BF50/BF40」のデザインを一新し発売

 

カタログ等も届いてませんので詳細は分からないのですが、外観デザインと一部仕様のマイナーチェンジモデルの様子です。

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こちらボートショーにて出展されていた写真で見るとトップカウルなど綺麗な流線型で良い雰囲気です(Hさん写真を拝借させて頂きました)。

これは昨年に発売されたBF5/BF6と同様に「クラウチング・シェイプ・フォルムデザイン」という今後ホンダ各モデルに引き継がれるであろうデザインになっています。

 

主要諸元に関しては・・・・・

3気筒SOHC

排気量:808cc

ボア×ストローク:70×70

充電性能:12V-17A

重量:100kg前後(モデル仕様により異なる)

 

となっており、従来型「BF50(40)DK2」と変更はないようです。

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こちらは昨年取付けた「BF50DK2」です。

比較すると真ん中より上側のデザインが変わっていますね。

このクラス(40/50hp)の主な特徴としては・・・・・

・PGM-FI(電子制御燃料噴射方式)によるスムーズな始動性と運転

・BLAST(空燃比連動点火時期制御)による力強い加速性

・ECOmo(リーンバーン制御)による低燃費

などが上げられホンダらしい味付けの船外機となっています。

 

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ちなみにホンダも電子制御モデルはパソコンを接続した自己診断、その名も「Dr.H」にて定期点検や診断が行なえます。

 

以上、情報不足で簡単ではありますが新製品の紹介をさせて頂きました。

 

 

p.s.

ホンダ船外機のホームページが先日リニューアルされ、面白い記事などもありますので是非御覧ください。

 

www.honda.co.jp

 

 

www.honda.co.jp