TurboSwing 船外機艇用トーイングアイテム

ヨコタオート&マリンです。

 

大雪が一段落したかと思いきや、強風吹き荒れる隠岐の島ですが・・・

どうやら春一番らしく着実に春が近づいている様ですね。

 

早く暖かい季節になって欲しいものですが、暖かくなれば海!!!

娯楽の少ない離島では海で遊べる事が重要な要素です(笑)。

 

そこで今回ご紹介するアイテムは・・・

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TurboSwing「ターボスイング」

と言う船外機艇用のトーイングシステム機器です。

 

 

 ※メーカーのプロモーションビデオ

 

ウエイクボード、水上スキー、バナナボート、ビスケットなどのボートで牽引して楽しむスポーツでは船体側にトーイング用コード(ロープ)を固定する箇所が必要になります。

これまでの専用の機器としましては・・・

 

1.ウエイクタワー

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(参考写真:ヤマハAS21 お客様の艇の写真お借りしました)

ウエイクタワーは牽引コード(ロープ)の支点が高く取れる点で特にウエイクボードの場合に有効です。但しウエイクタワーの場合、メーカー純正で設定がある場合は良いのですが後付けとなるとコストも高くつきますしそもそも取付る構造になっていないボートが多いです。

 

2.ウエイクポール

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写真の様にメインポールとサブポールによる構成が大半です。

船内に設置する為、普段は外しておかないと邪魔になります。

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またポール部分は取り外せても、船体側に取付用のベースが残りますし船体の取付箇所によっては写真の様な補強加工が別途必要な場合もありました。

 

 

そして紹介するTurboSwing「ターボスイング」ですが、ボートのトランサム部分に船外機と共にボルトでマウントを固定して設置する仕様になっています。

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 ※製品一式のイメージ

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そしてレールになった部分は脱着が可能ですし、レールトップの高さも船外機が干渉しない範囲でマウントにて角度調整できる様です。

 

多分、5~6年前からあった製品だと思いますが日本でも多少は個人輸入で取り付けたボートユーザーさん居られるみたいで、当店でも先のGARMIN艇のお客様のボートに取り付け依頼があったので個人輸入しようかと思っていましたが・・・・・

取引先である

「株式会社キサカ」

「リガーマリンエンジニアリング」

にて今期より取り扱う様子で、国内でも入手が可能になりました。

  www.youtube.com

動画を見ると結構ヘビーな使い方もされており、製品強度的には大丈夫な様子です。

むしろ船体トランサム部の強度を心配しなくては・・・ですね。

 

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特徴としては、可動式のプーリーが負荷の方向に応じてレール上を左右に走るの事でしょうか。 実際に使った事はないのですがウエイクボードで曳き波の外に出入りする際などに良さそうかと思います。(標準はこのプーリーは1個です)

 

製品サイズは船外機の大きさと1機掛け、多機掛け用がありまして船体形状が出艫などの特殊な物でなければ概ねセット出来そうです。

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このシステムは船体の外側に構造物があり、釣りなど普段の使用においても比較的邪魔になりませんので使い勝手も良さそうですね!!

 

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国内の価格は上記の通り(2018年2月現在)。※取付工賃は別途必要です※

ちょっと高い気もしますが、一旦セットすれば恐らく長く使えるものですからね・・。

 

取り付けに必要な時間は標準で2時間となっているそうですが、見た感じではそこまで掛からない気もします。

ボートへの適合含めてご興味のある方は、是非店舗までお問い合せ下さい。

 

Garmin Quickdraw™ Contours(ガーミン自動等深線作図機能)とGPS用マップについて

ヨコタオート&マリンです。

今期から取扱いを開始しましたGARMINマリン製品ですが、問い合わせの中で質問が多いのが自動等深線作図機能「Quickdraw Contours」とGPS用のマップについてです。

今回は関連するこれらの内容について書いてみたいと思います。

 ※とても長い内容になります※

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1.GPSプロッター画面でのマップについて

 日本でも流通しているガーミン・ロランス・ハミンバード等の海外製GPSチャートプロッター魚探の場合ですが、グローバルに世界中で販売する為に機器に内蔵されている地図は簡易的なものが多いです(世界中の詳細地図を入れるには機器の記憶容量的に無理がありますので仕方がありません)。

アメリカを例にあげても国土が広すぎて内陸の湖川、海では沿岸線&外洋全てをカバーするには機器の記憶容量を使いすぎると思われます。

そこでGARMINの場合ですとアメリカ国内で販売しているだけでも一例を上げると

「世界ベースマップ入りモデル」ECHOMAP Plus92sv

「内陸湖川ベースマップ入りモデル」ECHOMAP Plus93sv

「沿岸&外洋ベースマップ入りモデル」ECHOMAP Plus94sv

の様な感じで機器内蔵のベースマップごとに分けたモデル設定をして販売しています。

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(ちなみに日本国内販売モデルは[ECHOMAP Plus95sv APAC]となっておりアジア・パシフィック向けのモデルの様です)

 

更にマリン先進国である欧米では海域や湖川単位などで詳細な電子航海図などが販売されておりユーザーが個別に購入して使用するスタイルが一般的なのでこの様なスタイルが多いです。その為、海外製のモデルはエントリーモデルを除きSDカードスロットがほぼ標準になっており、WEBサイトで地図を購入ダウンロードしてそのデータを入れたSDカードを機器にセットして使用するという流れです。

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※日本国内でもこれらのモデルは同様に航海用電子参考図をSDカードで購入して使用が可能です。詳しくは下記で説明しております。

※SDカードが使える機種はプログラムバージョンの更新などでも使えるなど有効性が高いと言えます。

 

一方、日本国産メーカーの場合ですが・・・

A:メーカーがオリジナルで作成した地図が標準でインストールされたケース

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 (参考)写真はHONDEXの場合です。

国土地理院などのデータをベースにメーカーにより作成されたオリジナル地図が入っている場合が多いです(以前は地域別でしたが近年は全国版が多いですね)。

メーカーオリジナルですからメーカー毎に内容は異なりますし、データ更新もユーザーや船舶の多い地域から更新が進んでいくと思われますので使われる地域で詳細の具合も異なると思われます。

ちなみに写真のHONDEXでは隠岐の島周辺も比較的に詳細で有効な内容になっています(近々に地図バージョン上がると聞いてます)。

なお過去に購入された機器の地図バージョンを更新したい場合は本体をメーカーへ送る場合と、フラッシュメモリ的なものをメーカーで書き換える場合があります(有償です)。

 

B:NewPec等の電子海図(航海用電子参考図)が標準またはオプションでインストールされたケース

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 (参考)写真はFUSOの場合です。

日本水路協会が発行する電子海図(航海用電子参考図)をメーカーが機器に合わせてカスタマイズしてインストールし販売しているケースです。

本体価格に含まれる場合と、別途オプションになる場合があり価格もメーカーで異なります。

電子海図(航海用電子参考図)他にはC-MAPなど様々ありますが、NewPecは汎用製品で小型船舶向けとしては最も情報量が多いソフトの一つで採用している国産メーカーも多いです。

 

 

では以下、具体的にGARMINマリン製品の場合を紹介します。

※一部の写真はパソコンのソフト上でスクリーンショットした画像で、実際の機器の表示と配色などが異なる点もあります※

 

A:何もソフトを入れない機器内の標準地図表示の場合です

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ソフトなし:隠岐の島(島後)  PC表示

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ソフトなし:西郷湾   PC表示

 

コメント・・・・実に雑です。

 

 

B:無償でお付けできるジャパンベースマップというソフトをSDカードへ入れセットした場合です

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(無償)ジャパンベースマップあり:隠岐の島(島後)  PC表示 

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(無償)ジャパンベースマップあり:西郷湾 ※機器本体表示です

 

コメント・・・幾分詳細にはなりましたが海岸線の描写が正確ではありません。

 

 

C:「Water View Map」というカーナビ用の地図をベースとしたマップです。

SDカードに入れて¥5,400でのご提供になりますが、機器本体をご購入頂いた場合はサービスでお付け出来ます。

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「Water View Map」あり:隠岐の島(島後) PC表示

これはパソコンでの表示画面で機器での描写とは異なりますが、海岸線の描写が良くなっています。またカーナビ用マップをベースとしている様子で内陸の湖川などはかなり詳しく描写されています。

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「Water View Map」あり:西郷湾 ※機器本体での表示です

 

コメント・・・ジャパンベースマップの海岸線が改善された様な内容になります。

  

以上、ここまでのマップは無償または安価なものですが何れも海岸線の描写に優劣があるといった程度になりまして、海上での等深線や瀬、灯台、浮標などいった情報は今のところ表示できません(多少改善される可能性はあります)。

 

 

C:New-pec電子海図(航海用電子参考図)を有償で購入された場合

 国産メーカー同様に日本水路協会が発行する電子海図(航海用電子参考図)NewPecを購入してセットする事が可能です。

こちらは2種類あり、それぞれ4GBのSDカードに収納されて販売されています。

 

GARMIN用日本全国版 NewPec 航海用電子参考図 ¥33,480」

等深線2m/5m/10m/100m/200m/500m/1000m

(販売サイト:こちらで直接のご購入となります)

http://store.garmin.co.jp/shop/ProductDetail.aspx?sku=1234100&CD=F1000007&WKCD=

 

GARMIN用日本全国版 NewPec 航海用電子参考図+海底地形図 ¥47,520」

等深線:~20m(0.5~1m毎)、20m~100m(2m毎)

等深線:100m~500m(20m毎)、500m以上(100m毎)

 (販売サイト:こちらで直接のご購入となります)

http://store.garmin.co.jp/shop/ProductDetail.aspx?sku=1234102&CD=F1000007&WKCD=

 

上記2つの違いは表記の通り等深線の間隔となります。

 

 

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写真:日本全国版NewPec公開用電子参考図+海底地形図を機器にインストールした状態です。

 

良い写真がないので、以下同じソフトを入れたPC画面のスクリーンショットで幾つか紹介します。

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まずGARMINでの地図表示画面の場合ですが表示方法に航海用マップ(左)と釣行用マップ(右)の2種類があります。それぞれ単独での表示や魚探画面との分割表示も可能です。

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航海用マップ(PC表示)です。場所:西郷湾西浦

瀬、漁礁、浅瀬、危険箇所、灯台など航海に必要な情報が表示されます。

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次に釣行用マップ(PC表示)です。場所:西郷湾西浦

浅瀬や灯台などの表示はありますが文字などを極力省いた表示です。そして等深線が表示されます(機器ですと等深線に数字も添付されます)。

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再度、航海用マップ(左)と釣行用マップ(右)表示を幾つか紹介します。

※機器表示ですと等深線に数字も添付されるなど若干表示が異なります※

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同じ箇所を+海底地形図のバージョンで(等深線ピッチが異なります)

※機器表示ですと等深線に数字も添付されるなど若干表示が異なります※

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大久沖

※機器表示ですと等深線に数字も添付されるなど若干表示が異なります※

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布施沖

※機器表示ですと等深線に数字も添付されるなど若干表示が異なります※

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中村沖

※機器表示ですと等深線に数字も添付されるなど若干表示が異なります※

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五箇沖

※機器表示ですと等深線に数字も添付されるなど若干表示が異なります※

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都万沖

※機器表示ですと等深線に数字も添付されるなど若干表示が異なります※

 

コメント・・・高額な地図ソフトではありますが、釣行時のポイント絞込や潮の流れなどを推測する上でやはり等深線マップは必要になってくるかと思います。

どちらを購入されるかは、ご予算にもよりますがGARMINの場合には、この後で説明します自動等深線作図機能「Quickdraw Contours」という機能がありますので、よく通われる様なポイントであれば細かい等深線マップが自動で作成されますから

GARMIN用日本全国版 NewPec 公開用電子参考図 ¥33,480

  等深線:2m/5m/10m/100m/200m/500m/1000m

でも良いかとは思われます。

 

 

2.Garmin Quickdraw™ Contours(ガーミン自動等深線作図機能)

お問い合わせの中で、やはり皆さんが気にされていたのがガーミンの最も特徴的な機能である地図画面上での自動等深線作図機能「Quickdraw Contours」です。

他社でも

ハミンバード・・・オートチャートドライブ

ホンデックス・・・デプスマッピング(HDXシーリーズなど)

など同種の機能がありますし、大御所のロランスでも今期中に同種の機能追加がされるそうで近年のモデルでは重要な位置づけの機能となっています。

 

GARMINに戻りますが・・・

「Quickdraw Contours」クイックドローコンターズ 

(※発音的にはコンツアーズ??)

直訳すると

Quick=迅速、素早い

Draw=描く、引く

Contours=輪郭、~線

分かりやすいネーミングそのままに機能としてはモニターの地図画面上でリアルタイムに等深線を作図してくれる機能です。

youtu.be

 2018年モデルからは「STRIKER Plusシリーズ」にも機能搭載される事になり、国内で販売されるGARMINの大半のモデルにて「Quickdraw Contours」が使用できる事になります。

※「STRIKER Plusシリーズ」はSDカードスロットが無く、本体メモリにデータ保存しますので記録容量には限りがあります(最大90平方キロメートル)※

 

 使い方は非常にシンプルで作図したい海域で「Quickdraw Contours」を起動させてボートを走らせる事で機器が自船位置座標と水深を自動演算してリアルタイムでモニター上に等深線マップを作成していきます。

 例えば弊店の裏は西郷湾奥のワンド状の地形ですが、最深部で10~11mで大きな起伏も少ない海底ではあります。

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GARMIN用日本全国版NewPec電子参考図」で見ても10mの等深線が一本引かれただけの表示となっていますが、当然陸に向かって浅くなっていたり、細かい起伏もありますがそこまでは表示はされていません。

そこで先日、納品の際に数十分だけ「Quickdraw Contours」を起動させたところ

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こんな感じでボートを走らせたエリアに細かい(30cm)ピッチの等深線マップが作成されました。

これらは既存の地図にオーバレイ(重ねて表示)され、再度同じ箇所走れば更に更新されて表示されます。振動子が水深を捉えられない状況やスピードでない限りは、特に難しく考える必要なくボートを走らせるだけでOKです(ゆっくり走る方が精度は高いと思います)。

なお「Quickdraw Contours」起動中に集積するデータはSDカードに保存され約1500時間で2GBを使用するそうなので、そこそこの容量のSDカードでも膨大なデータを蓄積可能です(最大32GBのmicroSDカードまで対応)。

※「STRIKER Plusシリーズ」はSDカードスロットが無く、本体メモリにデータ保存しますので記録容量には限りがあります(最大90平方キロメートル)※

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一見すると瀬や地形変化も少ない西郷湾沖なども「Quickdraw Contours」を使用すれば小さな凹凸や地形変化も読み取れ新しいポイントの開拓に役立つでしょう。

 

 

 

 

 

以下、GARMIN販売店のイナダマリン様がyoutubeに投稿されていた動画をお借りして紹介をさせて頂きます。 

youtu.be

この「Quickdraw Contours」機能ですが、前回記事でお薦めさせて頂いた「echoMAP(エコマップ)シリーズ」は全モデルに搭載していますし、SDカードを挿入して記録できますのでポイント開拓も広範囲で可能です。

また現在、既にGPS魚探をお持ちの方でも4~6インチなど安価でお求めやすいモデルをポイント開拓用のサブ機器として追加設置するのも良い手段かもしれません。

 

 

 

3. Quickdraw Community(クイックドローコミュニティー)について

GARMINではQuickdraw Communityというサイトがあります。

これはGARMINユーザーが個々に集積しクイックドローで作図したオリジナルの海底等深線マップをネット上で公開してユーザー間で共有するサイトです。

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サイトで日本を見ますと赤い◯が付いたエリアはGARMINユザーがデータを公開しているところになります。隠岐の島はこれからですね。

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あるエリアを見ますとこの様な感じです。

これから行くエリアの場合データをSDカードにダウンロードして機器に表示させ活用させてもらい、データに隙間があればそのエリアを走ってデータを集積して今度は自分がデータをアップロードしてあげれば、そのエリアのオリジナル地図が分担してどんどん完成されていきます。

今後、隠岐の島でもGarminユーザーが増えて上手に活用して頂ければ等深線マップを共有する事が出来るので隠岐の島全体のポイント開拓を手分けして行うなんて事も将来的には実現するかもしれません。

  

www.youtube.com

 

以上、大変長くなりましたが最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

 

 GARMINマリン製品につきましてのご質問、見積等のご依頼がありましたらお気軽にお申し付けください。

 

GARMINマリン製品は日本の各地域に販売代理店をおき、それぞれが販売商圏を持っていますので基本的に商圏を越えての販売等は出来ません。

弊店(ヨコタオート&マリン)のGARMINマリン製品販売、アフターサービスの商圏、責務は隠岐の島(島前・島後)内となっております。

ブログを御覧の隠岐の島島外の方でGARMINマリン製品に関するご質問、見積もり等お問合わせは以下の販売代理店リストよりお近くの店舗をお探し下さい。

 

販売代理店リスト | GARMIN MARINEサポート|ガーミンGPS魚探・船ボート機器

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GARMIN(ガーミン) echoMAPシリーズについて

ヨコタオート&マリンです。

今期より取扱を開始しましたGARMINマリン製品ですが、先日ようやく1台目をお客様の艇へ取付完了しまして納品する事が出来ました(ありがとうございました)。

天候や海上の状態がよろしくなくて一部オプションの取付と海上での設定などを残しておりますが、オーナー様のご協力を得て追々操作レビューなども書いていきたいと思います。

 

 ※オーナー様のブログです。船やガーミンの事を書いて頂いています※

 

 

さて、そんなGARMINマリン製品ですが今回は隠岐の島で使用される小型艇にオススメのモデル紹介をさせて頂きたいと思います。

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  前の記事でも日本国内モデルとしてラインナップされるシリーズは大きく分けて4シリーズと書きましたが、販売していくにあたり自分なりに各シリーズのラインナップを比較、精査していくと・・・

現在の弊店顧客様へ最も推奨できるのが「echoMAP(エコマップ)シリーズ」になるかなと考えております。

勿論予算が許すのであれば最上位シリーズの「GPSMAPシリーズ」ですと全ての面で機能や拡張性が高いのですが・・・

ボートのサイズや使い方、予想される周辺機器の拡張などを考慮します「echoMAP(エコマップ)シリーズ」のコストパフォーマンスがとても優れています。

 

そして今回、弊店でGARMINマリン製品を取扱うきっかけになったのは上記のお客様よりこの「echoMAP(エコマップ)シリーズ」をオーダー頂いた事に端を発しますが・・・

実に良いタイミングで「echoMAP(エコマップ)シリーズ」は既存の「echoMAP CHIRPシリーズ」に加えて2018モデルからは「ECHOMAP Plusシリーズ」が追加される事になりラインナップも充実しています。

 つきましては今回はその「echoMAP(エコマップ)シリーズ」を簡単に紹介しようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※紹介する多くの写真が英語表記や深さ単位がFTなどですが、日本国内正規モデルは日本語表記、m単位などで表示可能です※

 

 

  1. ECHOMAP™ Plus

 2018年発売のニューモデルで「4・6・7・9インチモニター」のモデルラインナップとなりますが、従来モデルである「echoMAP CHIRPシリーズ」と比較して異なる大きな特徴と言えるのが・・・・

 

5インチに代わり実用的と思われる6インチモデルが投入された

 

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「 CHIRPシリーズ」では5インチモデルがラインナップされていましたが、画面を含め全体に小さくそのコンパクトさはフィッシングカヤックなどでは良さそうなのですが和船やボート用としてはややコンパクト過ぎるイメージでしたが、「Plusシリーズ」では5インチに代わり6インチモニターモデルがラインナップされました。

この6インチモデルですが主流の横長モニター形状で分割画面も見やすく和船や小型ボートでの主力GPS魚探としても恐らく遜色ありません。

 

 

7インチと9インチは操作がタッチパネル仕様に変更

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スマートフォンタブレットなどのタッチ操作に慣れた現代においてはこのスタイルはスタンダードと言えるかもしれません。また多くの方が屋外、特に濡れた手などでの操作に疑問を持たれていましたがスマホなどの静電容量方式ではなく、赤外線方式のパネルですのでその様な心配はいりません。実際に海上で機器を操作しましたが全く違和感なく操作が行なえました。

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マップを拡大したり、地図をスライドさせたりする操作はタッチパネルの方がスムーズで操作が楽です。

 

 

6~9インチモデルはWifi内蔵にアップグレード

 Wifi仕様になる事でガーミンの無料アプリ「ActiveCaptain」をスマホタブレットに入れると本体機器との操作連動やミラーリングなどができる他、Quickdraw Communityに参加するとクイックドローで作図した海底等深線マップを現地でもユーザー間で共有出来たりするみたいです。まだまだ他にも出来る事あるかもしれません(勉強します)。

※重要:現行ECHOMAP Plusのソフトウェアバージョン5.20では「ActiveCaptain」内でのHelm機能が使用出来ません。これは次回のアップデートで解消される予定になっています※

www.youtube.com

  

 Quickdraw Community=GARMINユーザーが記録したオリジナルの等深線マップをネット上で公開して共有するシステムです。地域でユーザーが増えて協力する事で詳細な等深線マップを分担して作成&共有が可能になります。

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日本でも既に赤い◯が付いた地域はユーザーのQuickdraw情報が公開されています。

隠岐の島もユーザーが増えて協力出来れば、面白いですね。

(この辺りの内容は、また別途記事を書きます)

なお、Quickdraw Communityは Wifi仕様モデルでなくても、SDカードスロットがあるモデルであればSDカードとパソコン等を経由して使用することが出来ます。

 

 

 

それでは「ECHOMAP Plusシリーズ」各モデルの簡単な紹介です。

 

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・ECHOMAP Plus 45cv 本体価格¥42,120 

  + 振動子¥10,800~¥43,200(代表的なもの) 

  (表示価格に消費税は含まれています)

  (取付け工賃は別途となります)

CHIRPシリーズ45cvと同価格です。違いは・・・ボタンのレイアウトなどが少し変更されていますね。小さいながらもGPSアンテナを内臓して、魚探部もCHIRP回路内蔵し2D・クリアビューが使用でき、勿論クイックドローも使えます。

ポイント開拓用の補器として運転席にさり気なく設置しても良いかもしれません。

   

 

 

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・ECHOMAP Plus 65cv 本体価格¥63,720 

  + 振動子¥10,800~¥43,200(代表的なもの)

  (表示価格に消費税は含まれています)

  (取付け工賃は別途となります)

今回新たにラインナップされた6型モニターモデルです。

セットする振動子によっては¥100,000をきる製品価格で、かなり高性能なモデルと言えますね! 小型和船などでの使用に良さそうに思います。

・高性能GPSアンテナ内臓

・CHIRP回路搭載魚探部(2D&クリアビュー)

・クイックドロー使用可能

Wifi搭載

・NMEA0183対応で同規格の機器などとの接続も可能

・NMEA2000対応で船外機や同規格の機器などとの接続も可能

そしてGARMIN製品全体に言える事ですが、IPX7の防水仕様ですので小型和船などオープンデッキ船舶での使用にも向いています。

 

 

 

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・ECHOMAP Plus 75sv 本体価格¥117,720 

  + 振動子¥12,960~¥162,000(代表的なもの)

   (表示価格に消費税は含まれています)

  (取付け工賃は別途となります)

 7インチモデルからタッチパネル操作になります。向かって右側にはキーパッドもありますが、上から電源ボタン、+-ボタン、1/2/3/4ボタンはお気に入りの画面構成を登録して呼び出すショートカットボタンです。

国産メーカーの7インチモデルと比較しても価格的に同等クラスですが、持ち合わせた機能を考慮するとコストパフォーマンスは高いモデルと言えます。

20クラス~のボートでも主力GPS魚探として遜色ないモデルです。

・高性能GPSアンテナ内臓

・CHIRP回路搭載魚探部(2D&クリアビュー&サイドビュー)

・Panoptixソーナー対応

・クイックドロー使用可能

Wifi搭載

・NMEA0183対応で同規格の機器などとの接続も可能

・NMEA2000対応で船外機や同規格の機器などとの接続も可能

 IPX7の防水仕様ですので小型和船などオープンデッキ船舶での使用にも向いています。

 

 

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・ECHOMAP Plus 95sv 本体価格¥150,120 

  + 振動子¥12,960~¥162,000(代表的なもの)

   (表示価格に消費税は含まれています)

  (取付け工賃は別途となります)

7インチ同様にタッチパネル操作モデルです。向かって右側にはキーパッドもありますが、上から電源ボタン、+-ボタン、1/2/3/4ボタンはお気に入りの画面構成を登録して呼び出すショートカットボタンです。

海外メーカーモデルから始まったと思われるGPSプロッター魚探の横長モニタースタイル。現在は国産メーカーも含めてレジャー仕様のボートではこの9インチモニターが主役になりつつあります。画面は最大3分割まで可能ですが、横長9インチで十分な情報が得やすいモデルと言えそうです(画面4分割出来ると更に良いのですが・・・)。

・高性能GPSアンテナ内臓

・CHIRP回路搭載魚探部(2D&クリアビュー&サイドビュー)

・Panoptixソーナー対応

・クイックドロー使用可能

Wifi搭載

・NMEA0183対応で同規格の機器などとの接続も可能

・NMEA2000対応で船外機や同規格の機器などとの接続も可能

  IPX7の防水仕様ですので小型和船などオープンデッキ船舶での使用にも向いています。

 

 

2. echoMAP™ CHIRP

ここからは従来からある「CHIRPシリーズ」の紹介です。

(と言ってもまだ発売されて数年かと思います)

4・5・7・9インチモニターのモデルがありますが、日本国内販売モデルは「Plusシリーズ」の発売でやや改編があるかもしれません。

基本的な操作は全モデルがキーパッド(ボタン)操作です。

また全てのモデルがCHIRP回路を内蔵しており、選択した振動子により様々な画像が描写できます。 そして全モデルが高性能なGPSアンテナを内蔵しており、振動子を選択して購入すればGPSプロッター魚探として使用が可能です。

 

 

 

 

 

 それでは「CHIRPシリーズ」各モデルの簡単な紹介です。

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・echoMAP CHIRP 45cv 本体価格¥42,120 

  + 振動子¥10,800~¥43,200(代表的なもの)

  (表示価格に消費税は含まれています)

  (取付け工賃は別途となります)

 小さいながらもGPSアンテナを内臓して、魚探部もCHIRP回路内蔵し2D・クリアビューが使用でき、勿論クイックドローも使えます。

ポイント開拓用の補器として運転席にさり気なく設置しても良いかもしれません。

 

 

 

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・echoMAP CHIRP 55cv 本体価格¥52,920

   + 振動子¥10,800~¥43,200(代表的なもの)

   (表示価格に消費税は含まれています)

  (取付け工賃は別途となります)

 コンパクトな5インチモデル。スペースの限られた船体などでは重宝しそうです。

 ・高性能GPSアンテナ内臓

・CHIRP回路搭載魚探部(2D&クリアビュー)

・クイックドロー使用可能

 

 

 

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・echoMAP CHIRP 75sv

 今期より国内での販売はなくなる様です

 

 

 

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・echoMAP CHIRP 95sv 本体価格¥117,720 + 振動子

  + 振動子¥12,960~¥162,000(代表的なもの)

  (表示価格に消費税は含まれています)

  (取付け工賃は別途となります)

キーパッド操作仕様の9インチモデルです。PLUSモデルではタッチパネル仕様になりましたが、海上での様々な条件(グローブの着用など)を考慮すると、実は確実な操作が出来る点では勝るのかもしれません。

そしてここでピックアップして、ご紹介したいのは今期国内発売元から正式にアナウンスされた価格調整の案内です。

メーカーでは9インチモニターモデルの拡販を目指しておりGARMIN製品内で幾つかの価格帯の9インチモデルを揃えることで主流のモニターサイズに育てたい様子です。

よって「echoMAP CHIRP95sv」は従来本体価格が¥150,120だったのですが、「Plusシリーズ」の発表にともない本体価格が¥117,720とこれまでよりも¥32,400安くなり更にお求めやすい設定になっています。

将来的に「echoMAP CHIRPシリーズ」が「Plusシリーズ」に統合されていくのかは分かりませんが「Plusシリーズ」で追加された機能が必要ないと言う方には、特に「echoMAP CHIRP 95sv」が現在とてもお薦めのモデルになっています。

 

隠岐の島沿岸で使用する場合で船体を16~26FT程度の船外機艇と仮定した場合に、使用される水域を考慮しますと100m以上の水深も多々ありますので対応できる振動子との組み合わせを紹介させて頂いますと以下のようになります。

 

2D(HD-ID)、クリアビュー(CHIRP)、サイドビュー(CHIRP)が使用可能

 1.echoMAP CHIRP 95sv 本体価格¥117,720

 2.オールインワン振動子GT41-TM-12pin(水温センサー内蔵) ¥64,800

 合計¥182,520~

  +

 船体への取付け費用(船体により異なります)

  

 

2D(HD-ID)、クリアビュー(CHIRP)が使用可能

 1.echoMAP CHIRP 95sv 本体価格¥117,720

 2.振動子GT21-TM-8pin(水温センサー内蔵) ¥32,400

   合計¥150,120~

  +

 船体への取付け費用(船体により異なります)

  

 

2D(HD-ID)2周波が使用可能

 1.echoMAP CHIRP 95sv 本体価格¥117,720

 2.ガーミン2周波振動子8pin(水温センサー内蔵) ¥12,960

   合計¥130,680~

  +

 船体への取付け費用(船体により異なります)

 

 

以上、今回は簡単にechoMAPシリーズの紹介をさせて頂きましたが全てをお伝えは出来きていませんし上記の情報だけではご自身にどのモデルが合っているのか判断もしにくいと思います。

別途また情報を上げていきたいと思いますが、お急ぎの際は是非店頭にてお話をさせてください。

またその他、GARMINマリン製品につきましてのご質問、見積等のご依頼もお気軽にお申し付けください。

 

GARMINマリン製品は日本の各地域に販売代理店をおき、それぞれが販売商圏を持っていますので基本的に商圏を越えての販売等は出来ません。

弊店(ヨコタオート&マリン)のGARMINマリン製品販売、アフターサービスの商圏、責務は隠岐の島(島前・島後)内となっております。

ブログを御覧の隠岐の島島外の方でGARMINマリン製品に関するご質問、見積もり等お問合わせは以下の販売代理店リストよりお近くの店舗をお探し下さい。

 

販売代理店リスト | GARMIN MARINEサポート|ガーミンGPS魚探・船ボート機器

 

 

 

小型船舶のライフジャケット着用義務化の拡大について

ヨコタオート&マリンです。

久しぶりの投稿ですが、今回は先日2月1日から法改正により小型船舶のライフジャケット着用義務化が拡大された件について触れてみたいと思います。

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海事:ライフジャケットの着用義務拡大 - 国土交通省

 

①ライフジャケット着用の義務化拡大の履歴について

 まず義務化の拡大と言う書き方をしましたが、これまで着用義務があったのは以下の3項に該当する場合となっていました。

 ※平成15年6月からライフジャケットの着用を義務化

 1. 12歳未満の小児

 2. 水上オートバイの乗船者

 ※平成20年4月からライフジャケットの着用を義務化

 3. 1人乗り小型漁船で漁ろうに従事する者

つまり、これまでは上記に該当しない場合ライフジャケットの着用を努力するという扱いで実質は乗船する人の任意という扱いでした。

  

これが平成30年2月1日より法改正され一部の例外を除き小型船舶に乗船する全員がライフジャケットの着用を義務化されたという事になります。

自動車で言うところのシートベルトが義務化された事に意味合い的には似ていますね。

ライフジャケット、シートベルト共に非常にレアなケースを除いて着用(装着)していた方が事故などの際に生存率が上がることは容易に想像できますので本来は法律で決めなくとも自主的に装着するべきものではありますが、毎年ライフジャケットを着用していれば・・・・・といった事故は絶えませんので事故の救助に係る方や、待っている家族などの事を考慮するとライフジャケット着用を推進すると言う意味合いで良いことかと思います。

 

 

②ライフジャケットの種類(桜マークつき)

次に今回の法改正で着用が義務化になった訳ですが、ライフジャケット(救命胴衣)なら何でも良いという事ではありません。 

国の安全基準に適合したライフジャケットを着用する必要(義務)がありまして

   国交省HPから抜粋しますと・・・

 

ライフジャケットには、水中で浮き上がる力が7.5kg以上あること、顔を水面上に維持できることなどの様々な安全基準が定められています。
国土交通省が試験を行って安全基準への適合を確認したライフジャケットには、 桜マーク(型式承認試験及び検定への合格の印)があります。

 

 

とあります。

この桜マークについて船舶所有者の方は検査の際などに見たことがあるかと思いますが、桜マークは製品にそれぞれ以下のように表示されています。 

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膨張式ですと内部に折りたたまれた気室に印字、またはタグに印字された場合があります。

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固形タイプですと背面に印字されたケースが多いです。

 

何れにしましても国交省の認可を受けた製品であれば

・桜マーク

・型式:○○○○○型(製品により異なる)

国土交通省型式承認番号:第○○○○号(製品により異なる)

などの表示がされています。

 

桜マーク=国交省認可製品となりますが、今回は結果的に法律で着用が義務化され取締の対象になる訳ですから製品に対して何らかの基準が設けられるのは致し方ないように思います。

また桜マークしか認めない事については賛否あると思いますが、小型船舶の船長は自分だけでなく同船者である友人、知人、家族、子供の命を守る器具となりますので、出費がかさむなどの不都合もありますが安全を考慮して是非良い方に捉えて頂きたいと思います。 

 

ちなみにこの桜マーク=国交省の認可を受ける為にメーカーは以下の様な製品検査を行っています。参考リンク:製造メーカーの取り組みについて

 

 

 

③ライフジャケットの種類(桜マークがない)

また市場には桜マークのない製品も多数あります。

既存でユーザーが保有している物、販売されているもの含めてこれらは今後、小型船舶に乗船する際に着用していても違反の対象となりますので注意して下さい。

 

1.十分な性能を持つが桜マークがついていないケース(海外製の製品など)

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写真はライフジャケットの業界では最も有名で安全性も高い製品の一つとされる「MUSTANG」のライフジャケットです。USコーストガードのオフィシャル製品でもあり性能は折り紙つきでしょう。しかし、これからはこの製品を着用していてもNGとなります。矛盾を感じる方も多いかと思いますが、それぞれの国で製品を販売する為にはその国の基準に適合している事を証明しなくてはなりません。

海外製の製品でも電化製品ですとPSEマークを取得したり、自動車も灯火設備はじめ日本仕様にしますし、船外機もJCI検査を受けて予備検査合格させてからの販売となります。

よってこういった製品の場合ですが行政に訴えるよりも本来は販売する側がこういった規制に対応するべきであると思います。

 

2.十分な性能を持つが桜マークがついていないケース(国産メーカー磯釣り用など)

 知人、友人には磯釣りをされる方が多いのですが「磯用ライフジャケット」も浮力は十分にある製品が多いらしいのですが認可を受けていない製品が多いそうです(※)。

(※すべての製品を確認できていませんので、この様な書き方にしております)

「磯用ライフジャケット」についてはポケットなどの収納やその他釣りに関わる機能ががあり、磯釣りには欠かせないそうですが概ねデザイン的に柄物(色や大きなロゴ付き)が多いので、別記しますタイプAに該当させるには色の面で課題がありそうですね。

 

ただし以下、水産庁HPより抜粋になりますが・・・・

    検索・検索結果:水産庁

釣り船(遊漁船)については、「船舶職員及び小型船舶操縦者法施行規則」において、
遊漁船業の適正化に関する法律」に基づく業務規定に則って運行している遊漁船は対象外としております。ただし、当該業務規程のひな形には、国土交通省が定める要件に適合するライフジャケットを着用するように規定されています。

 

とありますので、生業として渡船などを営む船舶では磯用ライフジャケットでも良いのかもしれません。これら業務船舶は船長の責任と解釈もありますので個々に問い合わせて見て下さい。

 

また以下は参考までに一部メーカーのレジャー用ライフジャケットに関する情報です

 

 

 

 

 

3.十分な性能を持つのかが不明なケース(安価な海外製の製品など)

Amazonなどで販売されている比較的に安価なライフジャケット。

CE認定、CCS船級対応などと記載されている製品等ですが残念ながらこれらも桜マークとは異なりますので、小型船舶に乗船する際には使用できません。

製品紹介には国交省の基準を満たしているとも記載されていますが・・・・・

小型船舶に乗船する以外の場面で、自己責任において波止場(陸)での釣りなどに使用する事は否定は出来ません。

また、お客様が所有している¥4000位の物を見たことがありますが構造的には問題なさそうでしたし、隠岐の島では良く見かけますが中高生がルアーロッドを持って島中で釣りをしていますが・・・・・

彼らの安全のためには、これらの安価なものでも良いのでまずはライフジャケットの着用を勧める段階の製品としては適当なのかもしれません(安価で安全ならなお良いですね)。

https://ja-jp.facebook.com/lifejacketsanta/

子どもたちにライジャケを!

 

④ライフジャケットの種類(タイプがあります)

次にライフジャケットですが、以下の様にタイプ分けされており小型船舶の航行区域に応じたタイプが必要になります。

 タイプ名 浮力 色の指定  反射材  笛  航行区域等
 条件
 TYPE A  7.5㎏以上  ◯  ◯  ◯ 全ての海域   なし
 TYPE B  7.5㎏以上  ◯ ×  ◯ 平水・沿岸区域等  不沈性+キルスイッチ
 水上オートバイ  なし
 TYPE C  7.5㎏以上  ◯  × ×  平水・沿岸区域等  不沈性+キルスイッチ+笛等
 水上オートバイ  笛等
 TYPE D  7.5㎏以上  ×  ◯  平水・沿岸区域等(非旅客船に限る)   なし
 水上オートバイ  なし
 TYPE E  7.5㎏以上  ×  ×  ◯  平水・沿岸区域等(非旅客船に限る)  不沈性+キルスイッチ
 水上オートバイ  なし
 TYPE F  7.5㎏以上  ×  × ×  平水・沿岸区域等  不沈性+キルスイッチ+笛等
 水上オートバイ  笛等
 TYPE G  5.85㎏以上  ×  ×  ×  平水区域(非旅客船に限る)
 不沈性+キルスイッチ+笛等
 水上オートバイ 笛等

 隠岐の島(島後)の場合ですが、一部のトレーラーに積載した可搬型ボート及び水上オートバイを除いて「タイプA」が必要になります。

タイプAですが「24時間浮力、本体(膨張式の場合は気室)の色、反射材、笛」などの条件があります。

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一般的に小型船舶検査の備品として多く使われているのはオレンジや黄色の固形型ライフジャケットです。

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黄色の製品

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これらは大半がタイプA(胴衣の分類に記載)の商品が流通していますが・・・・・

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ごく稀にタイプḠなどを見る事があります。タイプḠは平水区域用なので湖や指定された平水区域でしか使用出来ません。

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また固形型ライフジャケットですがフロントがチャック(ジッパー)になっている物は、この様に破損していると備品として認められませんので注意が必要です。

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最近の製品は、この辺りも少し改良されてよくなっています。

 

次に膨張式ですが・・・

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外装カバー部分は赤・黒・青・迷彩色など様々ですが、

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内部に畳まれて収納されている気室はこの様に黄色になっており、タイプAの要件を満たしています。(他、笛なども収納されています)

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桜マーク付きなのか?タイプは?などの情報はこの様なタグに記載されているか気室に直接印字されており確認が出来ます。

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古いもので外装にタグが付いていると、この様に印字が消えている事もありますが・・

(問 10)桜マークが消えてしまった場合は違反になりますか。
(答)国土交通省が行っている型式承認試験等に合格している製品であれば、桜マークが消えても差し支えありません。桜マークが消えていてもメーカー名や型式番号、製造番号は残っていますので違反の疑いで検挙された場合は、桜マークが付いているライフジャケットであることを申告してください。型式承認品はメーカーに確認することも可能です。または、最寄りの地方運輸局等に問い合わせください。

 

とありますので、まずは購入されたお店やメーカーのお客様相談などに問い合わせるのも良いかと思います。

 

⑤ライフジャケットの着用義務が適用除外・着用に努める義務となる場合

最後にライフジャケットの着用義務が適用除外、務める義務になるケースについてです。(国交省HPより抜粋して一部に加筆しています)

 

[1]船室内にいる方

 屋根と壁に囲まれた船室の中にいる方は適用除外になります。

※屋根だけを有するスペースのような風雨にさらされる場所は適用除外になりません。
※船室の窓や扉、甲板上のハッチが一時的に開いていてもその内部は適用除外になります。
 
◎ドア付きのキャビン(船室)のある船舶ですね、ハードトップ(屋根)のみのセンターコンソール艇などはNGです
 
 
[2]命綱・安全ベルトを着用している方

 命綱・安全ベルトを着用している方は適用除外になります。






◎その言葉のままですね
 

[3]船外で泳ごうとする方

 泳ぐためにライフジャケットを着脱したり船外へ移動したりするなど、

船外へ移動することを目的とした必要最小限の動作を行っている場合は適用除外になります。



◎あくまで停泊して係船や投錨などした後を指すと思われます。海水浴場などへ向かう過程は移動中であり異なります


[4]船外で専用の装備を用いたスポーツ・レクリエーションをする方

 ダイビング、水上スキーウェイクボード、シーウォーカーなどの船外において行う

スポーツ・レクリエーションを行うために、船上で専用の装備を着ている間は、その上からさらに重ねてライフジャケットを着ることが専用の装備の機能を阻害する場合に限り、適用除外になります。
※船外に身を乗り出す行為や、釣りなどの他の作業をする場合は適用除外になりません。
 
◎お客様にも該当する方がおられるので、詳細は確認をしてみます。ウェイクボードを今しようとする個人を指すのか、順番待ちの乗船員全員を指すのか判断が難しいですね




[5]船外において、専用の装備を用いた作業をする方

 潜水漁業、救助、調査、工事などの船外において行う作業を行うために、船上で専用の装備を着ている間は、その上からさらに重ねてライフジャケットを着ることが専用の装備の機能を阻害する場合に限り、適用除外になります。

※船外に身を乗り出す行為や、釣りなどの他の作業をする場合は適用除外になりません。
 
◎主にウェットスーツ着用などを指す様です。フルスーツなのかロングジョンのみでもOKなのか確認してみます


[6]安全措置が講じられたヨットレースの競技を行っている方

 国際又は国内で統一された安全基準に基づき、落水防止設備の設置、救助設備 

の設置、救助体制の構築などの安全措置が講じられているヨットレースの競技中は適用除外となります。
※競技と同等の安全措置を講じて行う練習も適用除外となります。
※ヨットを競技・練習以外に使用する場合は適用除外になりません。



[7]安全措置が講じられた船上における神事等

 船上において、儀式、祭礼、神事などを行うために必要な服飾を着用することにより、

ライフジャケットを着用することが適当でない方は、別の船舶からの監視・救助体制が整っている場合に限り、適用除外になります。





[8]防波堤内に係留された船にいる方

 防波堤の内側にある岸壁、桟橋、係船くいなどに係留中の船の上は「着用義務」が「着用に努める義務」になります。


 ※船外に身を乗り出す行為や、釣りなどの他の作業をする場合は適用除外になりません。






[9]船長が定めた安全場所の範囲内にいる方

 船長が責任をもって指定した「船外への転落のおそれが少ない場所(安全場所)」の範囲内にいる方は、船長の了解を得て「着用義務」を「着用に努める義務」とすることができます。

ただし、安全場所を指定する場合には、次の要件をすべて満たす必要があります。

 
(1) 安全場所が75センチメートル以上の手すりや固定された堅牢な椅子などで囲まれていること
(2) 次のすべての内容を記載した掲示物を安全場所に乗船している者から見える位置に掲示すること
(a) 安全場所の範囲を表した図
(b) 船長の了承を得た場合、安全場所内に限り着用義務が課されないこと
(c) 船長は、あらかじめ確認した気象及び海象の予報に基づき船体の動揺が著しく大きくなることが予見されない場合に限り了承すること
(d) 安全場所の範囲内であってもライフジャケットの着用に努めること
(e) ライフジャケットを着用せずに船外に身を乗り出す行為をしないこと
(f) ライフジャケットを着用せずに釣り等の作業をしないこと
※船舶の種類に応じて、乗船者が行う可能性のある船外への転落のおそれを伴う作業を列挙すること
(g) 椅子の上で立ち上がらないこと
(h) (e)(f)(g)の行為をする場合はライフジャケットの着用義務が生じること
(i) 安全場所の範囲内であっても船体が大きく揺れるような荒天時には船長の指示に従いライフジャケットを着用すること
(3) 安全場所に乗船している者から掲示物が常に見えるよう必要に応じて複数の掲示物を掲示すること

 


[10]その他

 次の方は適用除外になります。

・負傷、障害、妊娠中であることによりライフジャケットを着ることが療養上又は健康保持上適当でない方
・著しく体型が大きいことなどの身体の状態により適切にライフジャケットを着ることができない方
・大人が保護及び監督をしている1歳未満の小児


 
以上、非常に長くなりましたが分かる範囲で書いてみました。
私自身も解釈に誤りなどがある部分があるかもしれませんので、その際は後日訂正加筆などする場合がある事をご了承下さい。
なお今回のライフジャケット着用義務化は平成30年2月1日に始まりましたが、違反点数などの行政処分がつくのは平成34年2月1日からになる様です。
船舶所有者、乗せてもらう人、取り締まる人、備品を販売する店舗などで法の解釈度に色々と違いもあるでしょうし、この期間に調整されていくものと思われます。
何れにしましても人の命を守る器具ですから、購入の際には慎重に製品を選ばれて下さい。

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店舗にも少ないですが各タイプを在庫しておりますので着心地を試したりの他、質問事項などがあればお気軽にご来店ください。

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膨張式に関しては製品も改良が重ねられて非常に良くなってきていますので、是非買い替えなどもご検討願います(右:2000年台初頭 ~ 左:最新の製品)

 

以下:参考までに膨張式ライフジャケットについて書いた過去の記事です

yktmarine.hatenablog.com

yktmarine.hatenablog.com

 
 

 

 

 

 

新年あけましておめでとうございます(2018)

 新年あけましておめでとうございます。

本年も変わらぬご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。

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こんばんは、ヨコタオート&マリンです。 

年末年始に久しぶりの長いお休みを頂きまして・・・・

本日より営業を再開させて頂きました。

旧年中はたくさんの皆様に弊店をご利用頂き誠にありがとうございました。

 

そして毎年恒例になりつつありますが・・・・・

昨年末迄に間に合わなかった作業&伝票処理等が多数あります。

早急に鈍った体と頭のギアを上げつつ対応させて頂きますのでお待たせしております皆様しばらくお待ち下さいませ。

 

 

 そんな訳で年始はこの作業から行っています。

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やや大き過ぎた旧船外機を降ろして・・・・

 

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新しい船外機への換装作業!!

 

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船外機の重量面や、その他特性などで船体とのマッチングが良くなり、より扱い使いやすくなると思われます!!

 

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その他、順次入荷次第にウェイクボードのトーイングシステムや・・・

 

 

 

 

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今期より取扱いますGARMINをセットします。

こちらは船外機とNMEA2000を介した接続もしますので、それらの作業も楽しみにしています。

 

 

さて、なかなかブログやfacebookが更新できなかった2017年ですが今年はお客様のご協力も頂きながら上記のような新しいアイテムの情報発信にも力を入れて行きたいと思っておりますので実店舗共々宜しくお願い致します。

 

 

スズキ4ストローク船外機ニューモデル「DF100B」発売開始

ヨコタオート&マリンです。

 今回は今月13日に発売になりますスズキ4ストローク船外機のニューモデル「DF100B」をご紹介したいと思います。

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なお今回100馬力モデルが発売されますが、実は現在のスズキ船外機のラインナップには既に「DF100A」と言う同馬力のモデルが存在します。

そのあたりの比較を含めながら話を進めていきたいと思います。

※「DF100A」&「DF100B」は併売となっていく様です※

 

 

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まず既存モデル「DF100A」:

写真のとおりDF140A/115Aとベースを同じくした兄弟モデルです。

エンジンタイプ:直列4気筒 DOHC16バルブ

排気量:2045cc(4×86×88mm)

重量:190kg(Xシャフトモデル)

燃料供給方式:EPI(電子制御燃料噴射)

ギア比:2.59

メーカー希望小売価格:¥1,300,000(Xシャフト)(税抜き)

 

 

 

 

 次に新型「DF100B」ですが・・・

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こちらの写真で見て分かる通り同社DF90A/80A/70Aとベースを同じくした兄弟モデルとなっています。

これは昨今の他社同馬力帯を見ましても・・・・

ヤマハ:F80D/F90C/F115B/F130A=4気筒1832cc(166~180kg/Xシャフト)

ホンダ:BF75D/BF80A/BF90D/BF100A=4気筒1496cc(171~172kg/Xシャフト)

などが、やはりベースを同じくした兄弟モデルとして販売されておりスズキも追随したような形となります。

2ストロークモデル時代の昔から船外機に関しては同じシリンダーをベースに複数馬力モデルをグループとして発売するのは開発コスト削減、部品の共通化などもあり当たり前の事でしたが、近年は技術の進歩や材料の軽量化もあり今回の様に4つの異なる馬力帯をカバー出来る様になってきました。これは私達販売店にとっても部品在庫の低減などができ非常にありがたい事です。

 

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ニューモデル「DF100B」:

DF90A/80A/70Aとベースを同じくした兄弟モデルです

エンジンタイプ:直列4気筒 DOHC16バルブ

排気量:1502cc(4×75×85mm)

重量:165kg(Xシャフトモデル)

燃料供給方式:EPI(電子制御燃料噴射)

ギア比:2.59

メーカー希望小売価格:¥1,300,000(Xシャフト)(税抜き)

 

 

上記のとおり「DF100A」と「DF100B」を比較しますと・・・

排気量に関しては「DF100B」が550cc小さくなる分、重量はXモデルで35kg減と大きく軽量化されます。

この35kg軽量化は意外と大きく影響しまして、換装のターゲットとなり得る「2ストローク船外機75~90馬力」などを搭載した船体を考慮するとメーカー&モデルにもよりますが船外機の重量が120~130kgというところなので・・・

既存モデル「DF100A」の190kgはバランス的に厳しいなあと感じます。よってスズキ船外機ですと従来であればDF90A/80A/70Aを検討するところですが、そう言った場合に同重量で馬力に余裕がある「100馬力(DF100B)」が165kgであれば船内のバッテリーなど重量物の積載位置を工夫すれば対応できそうな雰囲気が出てきます。 

また「DF100A」&「DF100B」共に同じ価格となりますので船体とのマッチングを考慮して、船体が大きめであれば排気量の大きい「DF100A」選べるなどの選択肢は ありがたいですね。

 

ちなみにスズキ船外機(リモコン仕様モデル)のメーカー希望小売価格は他社と比べると高い設定が多いのですが、この価格には・・・

・リモコンボックス(トップ・サイド・フラッシュマウントから選択可)

・イグニッションキーパネル(トップ・フラッシュマウントリモコン選択時)

・リモコンハーネス、計器用ハーネス一式

・リモコンケーブル(×2本、長さ選択可)

・マルチファンクションタコメーター

・アルミプロペラ(一部のモデルはオプション)

・燃料ホース

・25L燃料タンク(115馬力以下のモデル)

が含まれています。

他社の場合にはこれらが別売となっていますので、実はトータルしますとそれぞれ近い金額になります。

※同一メーカーでの換装の場合、リモコンやプロペラなどは機能的に不具合が無い場合は再使用する事もありますが、ハーネス、ケーブル、燃料系部品は長年の使用で劣化している場合が多く不意なトラブルを考慮しますと交換をお薦めする事が大半です。

そういう意味では、船外機とともに全て一新できるこの装備品込の価格設定は個人的に好ましく感じています。またメーカー違いの換装の場合には特にありがたいです。※

 

 

ここまで比較をしてきましたが、以下「DF100B」の特徴を紹介します。

1.クラス最軽量

 トランサムLサイズモデル=161kg

 トランサムXサイズモデル=165kg

 は現在同クラスで最軽量です

 ※各社かなり近い重量帯ではあります※

 

2.最大減速比

 

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スズキ船外機の他のモデルでも採用されていますが、クランクシャフト軸とドライブシャフト軸が直線状ではなくオフセットしてギヤで接続されています。

このクランクシャフトとドライブシャフト上部の段階でのギヤが減速比1.24

更にギヤケース内でピニオンギアと前後進ギアでの減速比が2.08

となっており2段階で減速した結果、合計で2.59の減速比となっています。

 ※他社同クラスは減速比2.3前後です※

2段階で減速する事でギヤケース内のギヤを大型化しないで済むので、結果ギヤケースも大型化の必要性がなくなります(水の抵抗が減少)。

また減速比が大きく低速からの立ち上がりが良いので大径プロペラをセットでき良好な加速が得られたり、大きな積載時にも強い推進力が得られます。

 

3.タイミングチェーン採用

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カムシャフトを駆動させるのがタイミングベルトではなく、タイミングチェーン仕様になっています。基本的にメンテナンスフリーなのでタイミングベルトの点検や交換などの費用がかかりません。

 

4.リーンバーン制御

電子制御による燃料噴射方式ですが、更にリーンバーン(希少燃焼)制御システムになっており良好な燃費性能を実現します。

 

5.NMEA2000対応

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このモデルに限りませんが、NMEA2000規格対応のGPS魚探などのモニター部と接続して船外機の各種データを表示可能です(LOWRANCE、GARMINなど)。

 

 

以上、簡単ではありますがニューモデル「DF100B」を紹介させて頂きました。

雰囲気的には22~24FT前後のフィッシングボート、24~28FT前後の和船などに最適かと思います。

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カラーもブラックとホワイトの2色ありますので、御見積などお気軽に問い合わせ願います。

 

 

 

 

係留船舶の積雪時の注意点について

ヨコタオート&マリンです。

 

全国的な大寒波で寒すぎる週明けとなりました。

隠岐の島もフェリーが全便欠航で冬になったのを感じています・・・。

今夜からは雪の模様で明日の朝には真っ白かもしれません(寒)!!

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さて写真は昨冬の店舗裏の係留船舶のものですが・・・

 冬に備えるべき係留船舶の注意について、少し書きたいと思います。

 

1.係船ロープ、常設アンカーのロープの点検

まずはシーズンオフとなり船舶へ足を運ぶ機会も少なくなっているかと思いますが、係船ロープが傷んだり緩んでいないか確認をして下さい。

冬には主に北西の強風が吹きますが、ロープが傷んだりしているとあっさりと破断したりするものです。

また冬場は潮位が低くなっていますので、夏の潮位でアンカーロープを調整していた場合には水位が下がった分、ロープがたるみ岸壁側へ船舶が寄っている事があります。

そのような時に強風が吹きますと、船舶の破損などもありますからご注意下さい。

 

※冬場は寒く体の動きも悪いです。また雪の日などは足元も悪いので、この様な作業の時は一人で行かずに奥さんでも良いので見張る方を同行されて下さい。落水などあった場合に一人では上がることは困難です。また出来れば日頃より船舶への乗降時にはライフジャケットを着用しましょう。

 

 

2.船舶への積雪について

山陰地方でも数年前、境港周辺では積雪による船舶転覆が相次ぎました。

これらは強風や雪の重さも原因と考えられますが、排水不良による船舶の重心変動やバランスの変化も十分に考えられます。

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大半の係留船舶=デッキ排水の船舶と思いますが、プレジャーボートや和船の場合は上の写真で赤丸で囲んだ位置などに排水用のスカッパーがあります。

通常、走行中や想定された(重さの)船外機を積んで係留している場合には船首側がやや上がり、雨や打ち込んだ海水などは流れてここから自動的に排水される仕組みです。

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しかし積雪が多い場合に、船舶の形状や船外機の大きさなどでも異なりますが船首側へ積雪が多くバランスが変わると、この排水が上手く機能しない事があります。

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スカッパー(排水口)付近に雪が積もり見えなくなっています。

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雪をかくと見えましたが、秋の落ち葉が積もり水と一緒に凍っていました。

この様な場合には排水がうまく出来ずに雪が溶けた水がデッキ上で凍り、その上へ積雪が進みやすくなります。

当然、重心が高くなりますのでここで潮位が低くロープがたるんでいたりすると船舶が転覆したりします。

 

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なかなか寒くて大変な作業かと思いますが、十分な準備と注意を払いながらご自身の船舶を守る意味でこれらの点検を行って下さい。

作業が終わる頃には、汗をかくぐらい温まっていますよ!!

 

※冬場は寒く体の動きも悪いです。また雪の日などは足元も悪いので、この様な作業の時は一人で行かずに奥さんでも良いので見張る方を同行されて下さい。落水などあった場合に一人では上がることは困難です。また出来れば日頃より船舶への乗降時にはライフジャケットを着用しましょう。

 

 

 

GARMIN(ガーミン)製品の取り扱いを始めました

ヨコタオート&マリンです。

今回は新規製品の取り扱いを始めましたので、ご案内をさせて頂きます。

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その製品は、アメリカの電子機器大手「GARMIN社」のマリン製品です。

(国内正規代理店と契約を交わして取り扱いが出来る様になりました)

以前から非常に気になっていたメーカーでしたが、船外機換装をご依頼頂いているお客様からの強いリクエストもありまして取り扱いを始めました。

 

GARMIN社」製品と言いますと日本国内では登山やトレッキングで使用するハンディ型GPSや多機能なスポーツウォッチの方が有名かもしれませんが、ここ数年でマリン製品も急速に需要が高まっている様です。

 

私自身もこれから製品を取り付けたりしながら勉強をしていく段階ではありますが、知りうる範囲で少しGARMINマリン製品の特徴を紹介したいと思います。

 

 

まず、日本国内でラインナップされているのは大きく分けて4シリーズになります。

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1.GPSMAPシリーズ

 

 

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2.AQUAMAPシリーズ

 

 

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3.ECHOMAPシリーズ

 

 

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4.STRIKERシリーズ

 

 

それぞれがGPSプロッター魚探(またはGPSプロッター)でありシリーズ内で液晶画面の大きさだったり機能により幾つかのモデルに分かれていますが、上位シリーズほど機能が高くオプション追加による拡張性も高くなっており、レーダーになったり、前方&下方リアルタイムソナーになったり、エンジンの計器モニターになったり様々な事ができますが、各シリーズを通した共通の特徴として魚探部分の性能が優れている点が上げられます。

これは上位であるGPSMAPシリーズから、リーズナブルなSTRIKERシリーズまで超音波の送受信に最先端のCHIRP回路を使用しておりスペックを一見すると低いと思われる機器の出力で驚くほどの水深をとらえ、且つ高画質で表示できます。

また魚探画像は従来の2D、クリアビュー(写真画質)、サイドビュー(写真画質)、前方&下方ソナーがありますが、振動子は別売のオプション設定になっているので任意で必要な画像を選ぶ=必要な振動子を選んで設定する事が可能になっています。

(例:2Dだけの振動子、2D&クリアビュー&サイドビューのオールインワン振動子など、船体への取り付け方法も含めて複数から選ぶことが出来ます)

 

 

その他、幾つかの写真に合わせて画面から機能を紹介してみます。

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・画面左上=プロッター画面、地図を表示

・画面左下=レーダー画面

・画面右上=2D魚探画面(従来の魚探画像ですがCHIRP回路により画質が高いです)

・画面右下=クリアビュー画面(写真画質の魚探画像を提供)

 

 

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・画面上半分=前方リアルタイムソナー

・画面左下=プロッター画面、地図を表示

・画面右下=アクションカメラと連動

 

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・クリアビュー(写真画質の2D魚探画像)

 従来の他社同機能では浅場専用の機能のイメージがありましたが、GARMIN製品はCHIRP回路を使用した送受信で従来よりも深い水深での使用を可能にしました。

 

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・サイドビュー(写真画質の左右下方画像)

 クリアビューと同じくCHIRP回路を使用する事で従来よりも深場での使用が可能です。

 

 

そして他にも色々と紹介したい機能、特徴もあるのですがまだ語るほどの知識もありませんので最後に一番お薦めの機能を紹介します。

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Garmin Quickdraw™ Contours

「ガーミン クイックドロー」

ボートを海上で走らせるだけで、位置座標と水深データを演算してプロッター画面上にリアルタイムで等深線を描いていく機能です。

 ※上の画像:緑の楕円部分▶ボートが走行して等深線が作図される様子です※

 

これまでもSDカードに同データを記録してPCソフトなどで等深線を作る機能は他社にもありましたが、GARMINではカーナビなども製造しておりそれらに使用している高速CPUを組み込む事で機器のみでの作図を可能としました。

 

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(上:一般的な等深線入り地図)

 

従来のGPS魚探ではメーカー作成の等深線入り地図、または「NewPec」に代表される電子海図を用いる事が一般的でしたが、何れも概ね細かくて1m毎の等深線が描かれている地図が大半でしたが・・・・・

場所によってはデータに違いがあったり、新しい漁礁や地形の変化への対応はできていませんでしたが、この「ガーミンクイックドロー」機能があればボートをポイント上で走らせるだけで自動で1FT(30cm)毎の等深線を作成し、海底の状態の把握に役立ちます。

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緑の部分が上の等深線入り地図上でボートを走らせ「クイックドロー」で等深線を上書きした状態です。

 

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また作成した等深線に水深ごとの色付けをする事ができるので、季節や潮の向きなどによる狙うべき水深やポイントの把握が容易になります。

※2018モデルからSTRIKER シリーズもPlusモデル7インチ、9インチモデルで「クイックドロー」機能が追加されました。※

 

 

以上、簡単に新しく取り扱いを始めるGARMINマリン製品について簡単に紹介させて頂きました。

近々、「ECHOMAPシリーズ」仕入れてお客様の艇へセットしますので、追ってご紹介をしていきたいと思います。

 

 

※一部紹介した写真にFT表示などの画像がありますが、日本国内仕様はm表示、日本語表記が可能になっています※

 

※オークションなどで並行輸入品もある様子ですが、それらには日本語フォントがなく日本語表記が出来ない他、一部の機能に制限などがあるとの事です※

 

GPSプロッターの現在とこれから

ヨコタオート&マリンです。

(※今回の記事内容について・・・・店頭で機器を販売する為に最低限の知識を持っているつもりですが特殊な専門知識については多少誤記があるかもしれません。ざっくりと全体の内容でご理解頂けると幸いです)

 

今回はGPSプロッターの事について書いてみたいと思います。

きっかけとしては先週GPSプロッター魚探の商談をしていたのですが、その際にお客様からGPSアンテナの違いについて質問を受けましたのでその辺りの事をお題にしています。

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 まず商談の際に各社のカタログ等を見て頂きながら話を進めますが、概ね一つのモデルに対して複数の価格が存在します。

一つは魚探部の出力による価格差。レジャー仕様では600Wか1kWなどの場合が多いです。

次に価格差が発生するのが今回の話題となるGPSアンテナによる価格差です。

一例として「HONDEX」のカタログの1ページを参照してみますと

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ページの中段に価格記載がありますが、先に述べた出力による価格の違いが上段/下段にありまして更に左/中/右は以下のアンテナの違いによる価格差となります。

 

1.GPSアンテナ内蔵仕様

その名のとおり機器本体内にGPSアンテナを内蔵した仕様です。内蔵型が出た当初は機器内にアンテナが入っている事に驚かれるお客様もいらっしゃいましたが、今や携帯電話にすらGPSアンテナは入る時代ですので、それ程驚く方もおられません。

余程金属に覆われた屋根などがなければキャビン内に本体を設置しても電波の受信は可能でありアンテナ設置の加工も必要ないので大半はこの仕様が選ばれます。

 

2.GPSアンテナ外付仕様

こちらもその名の通りですが機器本体とは独立したGPSアンテナが付属する仕様です。機器を設置する条件が悪い場合などアンテナをキャビンなどの屋外に設置して使用します。アンテナと本体は有線接続になります。

 

3.DGPSアンテナ外付仕様

ディファレンシャルGPS(通称DGPS)の外付アンテナが付属するタイプです。こちらもキャビンの屋外に独立してアンテナを設置するタイプですが詳しくは、この後に書いていきます。

 

☆ディファレンシャルGPS(通称DGPS)/ビーコン方式とは☆

この仕様は上の例で見ても分かるとおり同じ出力モデルでアンテナの仕様が違うことで¥10万前後の価格差が発生する大きなオプションと言えますが、このDGPSについて簡単に説明しますと・・・・・

アメリカが運用しているGPS(グローバル・ポジショニング・システム)は様々な機器で現在は使用されていますが、運用が開始された当初は測位誤差も大きく数十メートルから条件が悪いと約100メートルに及ぶ事もありました。これには様々な要因があったり、米軍が意図的にSAと呼ばれる雑音の様なものを発して他国や民間の使用では受信精度を意図的に下げる操作をしていた経緯もあります。

  

また通常GPSシステムは衛星からの測位電波を4機以上受信して位置計測を行いますが、より正確な測位を行うには8機以上の電波受信が必要です。しかし全世界をカバーするGPSシステムの周回衛星は20数機(※1)なので、安定して受信できる(上空が開けた)環境でも受信可能機数は6~10機とバラつきがある様です

(※1:基本構成は24機、入れ替えもあるので最低基準21~29機の間で運用されているそうです)

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この様な状況から当時もGPSプロッターは海上航行において支援的な役割りでありましたが上記の様な測位誤差が大きい状態ではやはり運用がしづらく・・・・・

1997年に海上保安庁が管理する基地局からGPS測位誤差を補正する為の情報をFM波で発信するシステムが運用開始されました。これがビーコン方式のディファレンシャルGPSというものです。

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GPS衛星からの電波は上空から地上(海上)へ到達するまでに様々な要因で誤差が生じます。これを予め緯度経度が確定している基地局が同じくGPS電波を受信してその誤差を計測。その計測された際の誤差情報をディファレンシャルデータとしてFM波でそれぞれの機器へ向けて発信しています。船舶のGPSプロッターは個々に受信したGPS測位の電波と、このディファレンシャルデータを統合してより正確な自船の位置をモニター上に表示する仕組みです。

このディファレンシャルデータ(FM波)を受信できるアンテナが従来のDGPS仕様アンテナとなります。

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現在、海上保安庁が運用させている全国のDGPS基地局(27箇所)の配置です。

隠岐の島付近ですと丹後と浜田の基地局からデータを受信している事になります。

 

話を戻しますが、その後2000年5月には上記の米軍によるSAは解除されてGPSのみによる測位でもかなり精度は向上しましたが、より正確な測位を行う上でビーコン方式のディファレンシャルGPS(通称DGPS)システムは有効な手段としてこれまで広く活用されてきました。

 

海上保安庁によるディファレンシャルデータ送信の停止とその後☆

しかし、海上保安庁の発表によるとこのディファレンシャルGPS(通称DGPS)の運用は平成31(2019)年3月1日で運用が停止されます(同じく基地局から発信されていた気象情報は平成28年9月30日に既に廃止されています)。

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その背景として・・・・・

1.SBAS(Satellite-Based Augmentation System)静止衛星型補強航法の運用

アメリカではWAAS、ヨーロッパではEGNOS、日本ではMSASと呼ばれる静止衛星型衛星航法補強システム=SBASの運用が日本では2007年9月から正式運用されています。

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これは従来の地上波FMビーコン方式とは異なり、高高度の静止衛星から位置補正の情報を受信して測位を向上するシステムです(これも基地局などありますが、そのあたりは割愛)。

なお調べる文献により数値は異なりますが・・・・・目安的に

GPSのみによる測位誤差は約10m

GPS+MSASによる測位誤差は約5m

程度の様です(状況により異なります)。

 

現行で販売されている各社のGPSプロッター魚探などは大半がこのSBAS対応になっており、ビーコン方式DGPSには及ばないもののレジャーボートなどの使用では概ね差し支えのない性能と言えます。

※文章中にMTSAT、MSAS、SBASなどの名称が出てきますが、ざっくり同義と思われて下さい※

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 (HONDEXカタログより:それぞれのアンテナ項のところにSBAS対応となっています)

 

 

2.準天頂衛星システムの2018年4月からの運用開始

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先日ニュース等でも紹介されていましたが、準天頂衛星みちびき4号機を搭載したH2Aロケットの打ち上げが成功しました。これで過去に打ち上げられた3機と合わせて4機体制となりますが、この衛星みちびきは地上の位置を計測する為の測位衛星の役割を持っています。

そして報道などをみますと来年2018年4月から、この「みちびき」を使用した測位システムは運用開始されるそうで・・・

GPS+みちびき」の測位システムでは実用誤差が1m級になる様子で、ほぼビーコン方式のディファレンシャルGPSと同等の精度となります。

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(イラスト:「みちびき」の周回軌道)

 

この「みちびき」はGPSと互換性があり、4機体制となると常に3機は日本で受信できるそうなので従来のGPS衛星を6機程度受信できる状態であれば・・・

(みちびき×3機)+(GPS×6機)となり合計で8機以上での測位電波が受信が可能となるので安定して測位の精度が上がるそうです。

 

また今後2023年までに「みちびき」は追加されて合計7機体制となる様で、そうなると従来のGPS衛星は無しで「みちびき」のみでの運用ができるそうです。

これらのシステムは将来的に自動車の自動運転支援や無人機器(ドローンなど)の遠隔操作を実現する為に測位の最小誤差6cmを目指しているそう!!

すごいですね!!!

12/1追記:準天頂衛星システムQuasi-Zenith Satellite System、QZSS)について

このシステムを正常に利用(運用)するには対応したアンテナや機器のスペックが必要になる様です。現行でQZSS対応と謳っている製品でもバージョンアップや機器オプションの追加などが必要になる場合もある様で詳細は各メーカー、モデルによっても異なり現時点では確かな事は言えません。

この辺は追ってメーカーサイドより情報も出てくると思いますので改めてご紹介したいと思っております。

 

 

よって、上記しました

1.SBAS(Satellite-Based Augmentation System)静止衛星型補強航法の運用

2.準天頂衛星システムの2018年4月からの運用開始

などの背景もあり海上保安庁によるビーコン方式のディファレンシャルGPS運用は役目を終え廃止になる様です。

 

この様な状況から今後の船舶業界での機器的な流れとしては高価なビーコン方式DGPSアンテナ仕様のモデルを購入しなくてもSBAS対応のGPSアンテナが本体内蔵または付属されたモデルであれば、とりあえずは十分な自船位置の測位が可能という事になっていくと思います。

また準天頂衛星システムQuasi-Zenith Satellite System、QZSS)対応のアンテナや製品も徐々に出てくると思われ・・・

恐らく来季以降メーカーにもよりますが、この様な状況からビーコン方式DGPS仕様のモデルは徐々にフェードアウトされていくと思われます。

結果として、これからのニューモデルを含めて各社がどの様なモデル展開にしていくのかが今からの楽しみでもあります。

 

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。

(※最初にも書きましたが、分かりやすくするつもりで内容はざっくりと書いています。より細かい情報が必要な方はグーグルさんなどで検索して調べて下さいね! 私の知識では上記で一杯一杯です!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1級小型船舶操縦士免許進級(ステップアップ)講習の開催について

ヨコタオート&マリンです。

先日の投稿でも案内をさせて頂きましたが、表記の1級小型船舶操縦士免許進級(ステップアップ)講習」が10月に隠岐の島町で開催されます。

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 現在、2級小型船舶操縦士免許を所有されている方が対象で2日間の講習を受ければ免許が1級へ進級となる学科講習で実技はありません(学科修了テストはあります)。

1級と2級は共に操縦できる船舶は20トン未満ですが航行できる範囲が異なり、2級は沖合い5海里(約9.25km)までなのに対して1級は免許上の制限はありません(※1)。

(※1 実際には操縦する船舶ごとに航行区域が決められていますので無制限という訳ではありません)

 

以下、日程などの情報になりますが確定ではなく予定です。

講師の方が島前での2級講習会を終えてからになりますので天候などで島前の講習が順延となった場合には、こちらの講習もスライドして順延になる場合があります。

 

< 日 程(今のところの予定です変更もあり) >

 学科講習1日目:10月14日(土) 9:00~17:00

 学科講習2日目:10月15日(日) 9:00~16:00、その後に修了テスト

 (国家試験は免除されます)

< 費 用 >

 ¥45,100-

< 必要な書類など >

・講習申込書

小型船舶操縦士身体検査証明書(前もって医院などで受診が必要です)

・写真×4枚(縦45×横35mm)

・本籍記載の住民票または運転免許のコピー

・払込票(上記費用を講習までに振込してコピーを持参してください)

・2級小型船舶操縦士免許(現物)とコピー1枚

認印(約1ケ月ほど預けられるもの)

・コンパス、三角定規(1辺が20cmあるもの)×2

 

申込書などの書類は弊店にご用意しております。その他、写真の撮影や医院での身体検査など予め行って頂くこともありますので早めにお申込み下さい。

また講習資料の手配がありますので、講習は予約制となります。

ご不明な点は必ずお問い合わせ下さい。

 

 

 

以下、参考までに弊店なりの補足内容です 。

 

 <<隠岐の島付近の海域での免許区分による航行範囲について>>

 

 

条件1:免許=2級小型船舶操縦士免許を所有

条件2:船舶=5海里限定(5ノット)船舶

を操縦した場合に航行できる範囲(島後の海岸から5海里内の色付きエリア)

※法定安全備品の信号紅炎を携帯電話で代替えした船舶、小馬力の船舶など※

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条件1:免許=2級小型船舶操縦士免許を所有

条件2:船舶=5海里限定(10ノット)船舶、10~20海里限定などの船舶

を操縦した場合に航行できる範囲(島前・島後の各海岸から5海里内の色付きエリア)

 ※免許により沖合いを5海里までに制限されます※

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つまり、操縦する船舶の航行区域によりよっては2級免許でも隠岐の島町から島前へは航海できますが、何れも沖合いへは各海岸から5海里(約9.25km)以上出れないと言う事です。

よって、例えば・・・・・

●船を操縦して本土へ渡りたい

 (プライベートではあまりいませんかね?)

●ツヅリ、ムツ、キンメやタラなど中深海の魚を釣りに行きたい

 (ジギングブームで最近は増えている?)

など船舶で5海里(約9.25km)を越えて沖合いに出る場合には1級が必要になります。

ちなみに良い資料がなかったのですが、海底図で見てみると・・・

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海底の色が白っぽいところまでが水深150m程度未満ですが・・・

地図上の罫線の縦マスが約9.25km、横マスが約7.5kmなので大まかですが場所によっては5海里内ですと水深は200mには届かない様子ですね(五箇地区は深場が近いですが)。

実際にはGPSプロッターなどで、ご自身の行かれたい釣り場などが海岸からどれ位の距離にあるのかは確認をして頂きたいのですが、1級免許を所有していれば免許的な制限はなくなりますのでご興味のある方は受講を検討されてみて下さい。

※「1級小型船舶操縦士免許進級(ステップアップ)講習」は人数が集まらないと開催されませんので、機会のある時に是非受講下さい※

 

尚、操縦される前には自身の船舶の航行区域を必ず船舶検査証書にてご確認下さい。

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