The Outboard Shop ヨコタオート&マリン

日本海の離島、隠岐の島の船外機ショップより

ヤマハ4ストローク船外機F25Gへの換装を行いました

ヨコタオート&マリンです。

 

少し前になりますが今年発売されたヤマハ4ストローク船外機のニューモデルF25Gを販売させて頂きました。簡単ですがその際の事を私見も混ぜてレポートしたいと思います。

 

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まずF25G(2気筒432cc)の最大の特徴はこのチラシにもある様にクラス最軽量の本体重量になると思います。前回の記事にも書きましたが4ストローク船外機25馬力モデルで本体重量が60㎏台という物は現状は他社にはありません。

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例えば......数例ですが......

◎既存で2ストローク船外機の15~25馬力を搭載しているが、換装に際し船体のサイズ的な問題で従来の4ストローク船外機25馬力モデルでは重すぎると考えている方。

◎JCI検査手帳の記載内容で搭載できる船外機の最大馬力は25馬力迄だが、搭載最大重量の壁に阻まれて15~20馬力などの4ストローク船外機モデルへ馬力帯を下げて搭載されている方。

 

などなど、以上の様な例は少し古い17~19フィートクラスの和船などで見受けられます。船体の幅が狭く浮力が少ないので重たい船外機を積むとデッキ排水のスカッパーから海水が逆流したりするケースですが..........

この様な船体でも幾つかの条件次第で4ストローク船外機の25馬力を搭載できる可能性が「ヤマハF25G」の登場で増えたと言えます。

 

そして今回、F25Gをセットさせて頂いた和船もまさにその様な条件の船体でした。

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富士紡績製の和船でFF-18というモデルになると思います(私も初めてみる船体でした)。最大搭載馬力は25馬力ですが、船体幅が狭く重すぎる船外機は搭載出来ないので今までは15馬力を搭載してご使用されていました。今回、新聞折り込み広告を見てくださり新しく軽い4スト25馬力が発売された事を知りお問い合わせからの商談となった次第です。

※しかしこの和船、昭和50年ごろの船体かと思いますがFRP船体の耐久性には驚かされますね!※

納品後、まだお客様がそれほど使い込まれていないのですが船外機のチルト(持ち上げる動作)に関して軽くて苦も無く、15から25馬力になった事でスピードが増し悪いところは何もないよ!

との事でした。

 

ちなみに納品前に工場にて納入前点検を行ったのですが........

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今回のモデルから電子制御仕様になりましたので、パソコンを接続しての診断や点検が可能になりました。多くのティラーハンドルモデルの場合、リモコン仕様の様に計器類をつける事がないのでエンジンの運転時間管理を行う事が難しかったのですが.......

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運転時間の点検管理をはじめ、故障診断、エンジンモニタ、コンポーネントテスト、データログ、オイル交換履歴の登録など私たち整備する側にとって有難い機能がついています(オイル交換の管理などをはじめ当然これらはお客様にとっても有益な事柄に繋がりますね)。 ※写真の内容はF25Gでのメニューの一部です※

 

その他ですが、、、

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(ちょっとピンボケですみません)

シフトレバーがティラーハンドル上に配置されて操作性が良くなっています。

現行ショートタイプのティラーハンドルでこの位置のシフトレバーが採用されているのは、このF25G、F9.9J、F8Fなどですが他の小馬力モデルにも普及すると良いなと思います。

※F30Bから上のロングティラーハンドルでは全てシフトレバーがハンドル上にあります※

 

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VST(可変トロールスピード)スイッチ   DN《rpm》UP

通常エンジンのアイドリング回転数は900回転ですが、このスイッチの操作で50回転刻みに750~1050回転の間で設定が変更できます。

名前の如くトローリングに便利です?(トローリングしないので??すみません)

ちなみにスロットルグリップを少しでも回すと設定は解除され通常へ戻ります。

 

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チルトロック解除レバー

船外機をチルト(持ち上げる)操作をする際に、リバースロックを解除するレバーです。

ヤマハの小馬力モデルの多くは現在このタイプになっていますが........

従来はロック解除する時にはレバーを押し下げて解除になりますが、

このF25Gに関しては写真見難いですがレバーのイラストマークにある様に引き上げて解除となり、従来とは操作が逆になります。

 

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オイルレベルゲージ

4ストロークエンジンになりますので、エンジンオイルの油量をチェックするゲージが当然あります。今回のF25G用のオイルレベルゲージはオイルパン側にガイドパイプがあるので形状が従来とは少し異なっています。

しかし取り付けた際のフィット感が良くて油量も見易いので個人的には好印象です。

※逆にF40Fとかのオイルレベルゲージはラバー部分が少なくフィット感が弱い気がして好きではないです。何となく外れやすい気がしていつも心配になります※

 

以上、細かい事を書き出すとキリがないので簡単にまとめてみました。

試乗のレポートやデータがなくて参考になり難いかもしれませんが..........

今回お伝えしたいのは、上記した様に17~19フィートクラス(5ⅿ台)の和船にお薦めしたい船外機であるという点です。

特に現在2ストローク船外機の20~25馬力をご使用されている船主さんにとっては、重量的にそれほど違和感なく4ストローク船外機に換装できる点はとても貴重です。さらには4ストロークエンジンならではの静粛性、低燃費、排気煙の軽減、電子制御による確実な始動性と安定したエンジン運転が快適性を高めます。

 

今後、機会があれば試乗会などもやってみたいなあ......とは思いますが、まあその、いずれと言う事で色々と検討したいと思います。

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取り急ぎ、隠岐の島町内でこのクラスの換装をご検討されている方はパンフレット等もご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

 

p.s.

現状ヤマハでは従来のF25D(2気筒498cc)モデルとの併売になっており船体に合わせた船外機がチョイスし易くなっていましたが........

メーカーからの連絡でガスアシスト仕様のF25DWHDL以外のLトランサム仕様は生産終了になるとの連絡がありました。Xトランサム仕様は継続との事です。

既にメーカー在庫がないモデルもありますが、ご検討中の方はお早めに問い合わせ下さい。

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F25DWHDL(継続モデル):ティラーハンドル仕様 ガスアシスト

 

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F25DEHTL(廃盤モデル):ティラーハンドル仕様 パワートリム&チルト

 

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F25DETL(廃盤モデル):リモコン仕様 パワートリム&チルト