1級小型船舶操縦士免許進級(ステップアップ)講習の開催について

ヨコタオート&マリンです。

先日の投稿でも案内をさせて頂きましたが、表記の1級小型船舶操縦士免許進級(ステップアップ)講習」が10月に隠岐の島町で開催されます。

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 現在、2級小型船舶操縦士免許を所有されている方が対象で2日間の講習を受ければ免許が1級へ進級となる学科講習で実技はありません(学科修了テストはあります)。

1級と2級は共に操縦できる船舶は20トン未満ですが航行できる範囲が異なり、2級は沖合い5海里(約9.25km)までなのに対して1級は免許上の制限はありません(※1)。

(※1 実際には操縦する船舶ごとに航行区域が決められていますので無制限という訳ではありません)

 

以下、日程などの情報になりますが確定ではなく予定です。

講師の方が島前での2級講習会を終えてからになりますので天候などで島前の講習が順延となった場合には、こちらの講習もスライドして順延になる場合があります。

 

< 日 程(今のところの予定です変更もあり) >

 学科講習1日目:10月14日(土) 9:00~17:00

 学科講習2日目:10月15日(日) 9:00~16:00、その後に修了テスト

 (国家試験は免除されます)

< 費 用 >

 ¥45,100-

< 必要な書類など >

・講習申込書

小型船舶操縦士身体検査証明書(前もって医院などで受診が必要です)

・写真×4枚(縦45×横35mm)

・本籍記載の住民票または運転免許のコピー

・払込票(上記費用を講習までに振込してコピーを持参してください)

・2級小型船舶操縦士免許(現物)とコピー1枚

認印(約1ケ月ほど預けられるもの)

・コンパス、三角定規(1辺が20cmあるもの)×2

 

申込書などの書類は弊店にご用意しております。その他、写真の撮影や医院での身体検査など予め行って頂くこともありますので早めにお申込み下さい。

また講習資料の手配がありますので、講習は予約制となります。

ご不明な点は必ずお問い合わせ下さい。

 

 

 

以下、参考までに弊店なりの補足内容です 。

 

 <<隠岐の島付近の海域での免許区分による航行範囲について>>

 

 

条件1:免許=2級小型船舶操縦士免許を所有

条件2:船舶=5海里限定(5ノット)船舶

を操縦した場合に航行できる範囲(島後の海岸から5海里内の色付きエリア)

※法定安全備品の信号紅炎を携帯電話で代替えした船舶、小馬力の船舶など※

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条件1:免許=2級小型船舶操縦士免許を所有

条件2:船舶=5海里限定(10ノット)船舶、10~20海里限定などの船舶

を操縦した場合に航行できる範囲(島前・島後の各海岸から5海里内の色付きエリア)

 ※免許により沖合いを5海里までに制限されます※

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つまり、操縦する船舶の航行区域によりよっては2級免許でも隠岐の島町から島前へは航海できますが、何れも沖合いへは各海岸から5海里(約9.25km)以上出れないと言う事です。

よって、例えば・・・・・

●船を操縦して本土へ渡りたい

 (プライベートではあまりいませんかね?)

●ツヅリ、ムツ、キンメやタラなど中深海の魚を釣りに行きたい

 (ジギングブームで最近は増えている?)

など船舶で5海里(約9.25km)を越えて沖合いに出る場合には1級が必要になります。

ちなみに良い資料がなかったのですが、海底図で見てみると・・・

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海底の色が白っぽいところまでが水深150m程度未満ですが・・・

地図上の罫線の縦マスが約9.25km、横マスが約7.5kmなので大まかですが場所によっては5海里内ですと水深は200mには届かない様子ですね(五箇地区は深場が近いですが)。

実際にはGPSプロッターなどで、ご自身の行かれたい釣り場などが海岸からどれ位の距離にあるのかは確認をして頂きたいのですが、1級免許を所有していれば免許的な制限はなくなりますのでご興味のある方は受講を検討されてみて下さい。

※「1級小型船舶操縦士免許進級(ステップアップ)講習」は人数が集まらないと開催されませんので、機会のある時に是非受講下さい※

 

尚、操縦される前には自身の船舶の航行区域を必ず船舶検査証書にてご確認下さい。

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