GARMIN(ガーミン)製品の取り扱いを始めました

ヨコタオート&マリンです。

今回は新規製品の取り扱いを始めましたので、ご案内をさせて頂きます。

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その製品は、アメリカの電子機器大手「GARMIN社」のマリン製品です。

(国内正規代理店と契約を交わして取り扱いが出来る様になりました)

以前から非常に気になっていたメーカーでしたが、船外機換装をご依頼頂いているお客様からの強いリクエストもありまして取り扱いを始めました。

 

GARMIN社」製品と言いますと日本国内では登山やトレッキングで使用するハンディ型GPSや多機能なスポーツウォッチの方が有名かもしれませんが、ここ数年でマリン製品も急速に需要が高まっている様です。

 

私自身もこれから製品を取り付けたりしながら勉強をしていく段階ではありますが、知りうる範囲で少しGARMINマリン製品の特徴を紹介したいと思います。

 

 

まず、日本国内でラインナップされているのは大きく分けて4シリーズになります。

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1.GPSMAPシリーズ

 

 

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2.AQUAMAPシリーズ

 

 

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3.ECHOMAPシリーズ

 

 

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4.STRIKERシリーズ

 

 

それぞれがGPSプロッター魚探(またはGPSプロッター)でありシリーズ内で液晶画面の大きさだったり機能により幾つかのモデルに分かれていますが、上位シリーズほど機能が高くオプション追加による拡張性も高くなっており、レーダーになったり、前方&下方リアルタイムソナーになったり、エンジンの計器モニターになったり様々な事ができますが、各シリーズを通した共通の特徴として魚探部分の性能が優れている点が上げられます。

これは上位であるGPSMAPシリーズから、リーズナブルなSTRIKERシリーズまで超音波の送受信に最先端のCHIRP回路を使用しておりスペックを一見すると低いと思われる機器の出力で驚くほどの水深をとらえ、且つ高画質で表示できます。

また魚探画像は従来の2D、クリアビュー(写真画質)、サイドビュー(写真画質)、前方&下方ソナーがありますが、振動子は別売のオプション設定になっているので任意で必要な画像を選ぶ=必要な振動子を選んで設定する事が可能になっています。

(例:2Dだけの振動子、2D&クリアビュー&サイドビューのオールインワン振動子など、船体への取り付け方法も含めて複数から選ぶことが出来ます)

 

 

その他、幾つかの写真に合わせて画面から機能を紹介してみます。

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・画面左上=プロッター画面、地図を表示

・画面左下=レーダー画面

・画面右上=2D魚探画面(従来の魚探画像ですがCHIRP回路により画質が高いです)

・画面右下=クリアビュー画面(写真画質の魚探画像を提供)

 

 

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・画面上半分=前方リアルタイムソナー

・画面左下=プロッター画面、地図を表示

・画面右下=アクションカメラと連動

 

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・クリアビュー(写真画質の2D魚探画像)

 従来の他社同機能では浅場専用の機能のイメージがありましたが、GARMIN製品はCHIRP回路を使用した送受信で従来よりも深い水深での使用を可能にしました。

 

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・サイドビュー(写真画質の左右下方画像)

 クリアビューと同じくCHIRP回路を使用する事で従来よりも深場での使用が可能です。

 

 

そして他にも色々と紹介したい機能、特徴もあるのですがまだ語るほどの知識もありませんので最後に一番お薦めの機能を紹介します。

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Garmin Quickdraw™ Contours

「ガーミン クイックドロー」

ボートを海上で走らせるだけで、位置座標と水深データを演算してプロッター画面上にリアルタイムで等深線を描いていく機能です。

 ※上の画像:緑の楕円部分▶ボートが走行して等深線が作図される様子です※

 

これまでもSDカードに同データを記録してPCソフトなどで等深線を作る機能は他社にもありましたが、GARMINではカーナビなども製造しておりそれらに使用している高速CPUを組み込む事で機器のみでの作図を可能としました。

 

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(上:一般的な等深線入り地図)

 

従来のGPS魚探ではメーカー作成の等深線入り地図、または「NewPec」に代表される電子海図を用いる事が一般的でしたが、何れも概ね細かくて1m毎の等深線が描かれている地図が大半でしたが・・・・・

場所によってはデータに違いがあったり、新しい漁礁や地形の変化への対応はできていませんでしたが、この「ガーミンクイックドロー」機能があればボートをポイント上で走らせるだけで自動で1FT(30cm)毎の等深線を作成し、海底の状態の把握に役立ちます。

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緑の部分が上の等深線入り地図上でボートを走らせ「クイックドロー」で等深線を上書きした状態です。

 

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また作成した等深線に水深ごとの色付けをする事ができるので、季節や潮の向きなどによる狙うべき水深やポイントの把握が容易になります。

※2018モデルからSTRIKER シリーズもPlusモデル7インチ、9インチモデルで「クイックドロー」機能が追加されました。※

 

 

以上、簡単に新しく取り扱いを始めるGARMINマリン製品について簡単に紹介させて頂きました。

近々、「ECHOMAPシリーズ」仕入れてお客様の艇へセットしますので、追ってご紹介をしていきたいと思います。

 

 

※一部紹介した写真にFT表示などの画像がありますが、日本国内仕様はm表示、日本語表記が可能になっています※

 

※オークションなどで並行輸入品もある様子ですが、それらには日本語フォントがなく日本語表記が出来ない他、一部の機能に制限などがあるとの事です※