Garmin Quickdraw™ Contours(ガーミン自動等深線作図機能)について ①
ヨコタオート&マリンです。
今期から取扱を始めましたGARMINマリン製品ですが・・・
お問い合わせの中で、やはり皆さんが最も気にされていたのがガーミンの最も特徴的な機能である地図画面上での自動等深線作図機能「Quickdraw Contours」です。
他社でも
ハミンバード・・・オートチャートライブ
ホンデックス(HDXシーリーズ)・・・デプスマッピング
など同種の機能がありますし、大御所のロランスでも今期中に同種の機能追加がされるそうで近年のモデルでは重要な位置づけの機能となっています。
GARMINに戻りますが・・・
「Quickdraw Contours」クイックドローコンターズ
(※発音的にはコンツアーズ??)
直訳すると
Quick=迅速、素早い
Draw=描く、引く
Contours=輪郭、~線
分かりやすいネーミングそのままに機能としてはモニターの地図画面上でリアルタイムに等深線を作図してくれる機能です。
2018年モデルからは「STRIKER Plusシリーズ」にも機能搭載される事になり、国内で販売されるGARMINの大半のモデルにて「Quickdraw Contours」が使用できる事になります。
※「STRIKER Plusシリーズ」はSDカードスロットが無く、本体メモリにデータ保存しますので記録容量には限りがあります(最大90平方キロメートル)※
使い方は非常にシンプルで作図したい海域で「Quickdraw Contours」を起動させてボートを走らせる事で機器が自船位置座標と即位水深を自動演算してリアルタイムでモニター上に等深線マップを作成していきます。
<<GARMINチーフメカニックディーラーのイナダマリン様が「Quickdraw Contours」についてyoutubeに投稿されていた動画をお借りして紹介をさせて頂きます>>
※画像内のオフセット設定はご購入時にこちらでセットアップします※
例えば弊店の裏は西郷湾奥のワンド状の地形ですが、最深部で10~11mで大きな起伏も少ない海底ではあります。
「GARMIN用日本全国版NewPec電子参考図」で見ても10mの等深線が一本引かれただけの表示となっていますが、当然陸に向かって浅くなっていたり、細かい起伏もありますがそこまでは表示はされていません。
そこで先日、少しだけここで「Quickdraw Contours」を起動させたところ
こんな感じでボートを走らせたエリアに細かい(30cm)ピッチの等深線マップが作成されていきます。
これらは既存の地図にオーバレイ(重ねて表示)され、再度同じ箇所走れば更に更新されて表示されます。振動子が水深を捉えられない状況やスピードでない限りは、特に難しく考える必要なくボートを走らせるだけでOKです(ゆっくり走る方が精度は高いと思います)。
なお「Quickdraw Contours」起動中に集積するデータはSDカードに保存され約1500時間で2GBを使用するそうなので、そこそこの容量のSDカードでも膨大なデータを蓄積可能です(最大32GBのmicroSDカードまで対応)。
※「STRIKER Plusシリーズ」はSDカードスロットが無く、本体メモリにデータ保存しますので記録容量には限りがあります(最大90平方キロメートル)※
他、使用の一例ですが・・・
サイドビューの画面でこの様な起伏が写ったとします。水深30mのエリアに15mも起伏が見られます。
同じ箇所でサイドビューのスケールを変えて広範囲にしてみると馬の背形状である事が判断出来たので・・・
周辺で「Quickdraw Contours」を起動させて等深線図を作ってみます。
この様な感じで船が走った周囲を作図していきます(作図したエリアが緑になっています)。
ある程度で完了するとこの様な感じで出来上がりました。
※任意の水深範囲設定で10段階に色付けも可能です※
場所は西郷湾内、海上保安署の沖ですね。250m×250m程度の範囲を5~6ノットで走行して15分ぐらいの所要時間でした。
※この時ベースマップには等深線が入っていないマップを使用しています※
この様にマップには描写されていない気になる箇所や瀬の周り、漁礁の周囲などを走行するだけで詳細な等深線が作図されて海底の形状が確認できます。
NEWPECなど詳細な電子チャートでも入っていない瀬や礁、海底の起伏、漁礁はたくさんありますので新しいポイントを開拓する上で非常にありがたい機能と言えます。
※作図した等深線は既存のマップにオーバレイ(重ねて)表示されます※
この「Quickdraw Contours」機能ですが、以前の投稿でお薦めさせて頂いた「echoMAP(エコマップ)シリーズ」は全モデルに搭載していますし、SDカードを挿入して記録できますのでポイント開拓も広範囲で可能です。 また現在、既にGPS魚探をお持ちの方でも4~6インチなどの安価でお求めやすいモデルをポイント開拓用のサブ機器として追加設置するのも良い手段かもしれません。 yktmarine.hatenablog.com また「Quickdraw Contours」機能ですが・・・ Garmin Quickdraw™コミュニティというサイトでデータをシェアする事が可能です。 赤いエリアは全国のGARMINユーザーが自身の作図した等深線マップをアップロードしている印です。 隠岐の島も!! Yさん頑張ってます!!! もうすぐ仲間が増えますので(笑) さて長くなりましたのでGarmin Quickdraw™コミュニティについては、またの機会に書きたいと思います。 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。 ※GARMINマリン製品は日本の各地域に販売代理店をおき、それぞれが販売商圏を持っていますので基本的に商圏を越えての販売等は出来ません。 弊店(ヨコタオート&マリン)のGARMINマリン製品販売、アフターサービスの商圏、責務は隠岐の島(島前・島後)内となっております。 ブログを御覧の隠岐の島島外の方でGARMINマリン製品に関するご質問、見積もり等お問合わせは以下の販売代理店リストよりお近くの店舗をお探し下さい。 販売代理店リスト | GARMIN MARINEサポート|ガーミンGPS魚探・船ボート機器